
みなさんはアピアランス、使っていますか?
アピアランスとは、オブジェクトに効果や変形を追加して見た目を変える機能です。
見た目が変わっているだけで、実際には変わっていない…
???って感じだと思いますがそこがアピアランスを使う利点で、後々修正したり調整したりする作業がとてもやりやすいんです!
このページの最後にアピアランスを使った動画があります。線路を描く方法などを紹介しながら地図を作成していますので、ぜひ最後までご覧ください!
アピアランスパネルを表示
まずはアピアランスパネルを表示してみましょう。
メニューバーの【ウィンドウ】–【アピアランス】から【アピアランスパネル】を表示します。
こちらは塗りのみ設定したオブジェクトを選択した時のアピアランスパネルです。

新規線を追加

メニュー、もしくは「新規線を追加」アイコンをクリックすると、線が追加されます。
重なり順はドラッグして変更できます。
新規効果を追加

塗りと線、個々に効果を加えることもできます。
アピアランスパネルの「塗り」もしくは「線」を選択してから「新規効果を追加」をクリックします。

いろいろ効果を加えても、アウトライン表示にして見てみると何の変化もありません。
冒頭に「見た目が変わっているだけで、実際には変わっていない」と書いたのはこのことです。
シミュレーションしているような感覚に近いかな?と思います。
余分なパスが増えない分データも軽くなります。(使いすぎると重くなる場合も…)
袋文字の作り方
文字でよく使う袋文字を作るとき、普通にカラーパネルで線を追加して色をつけると、塗の上に線が重なるため文字が細くなってしまいます。

でもアピアランスパネルを使えば簡単!
「塗り」が一番上にくるようにし、下に線を重ねるだけ。ついでにドロップシャドウもかけるとこんな感じに。

効果を編集

効果を編集したい時は、効果名をクリックすると編集のダイアログボックスが開いて修正ができます。
また、目のマークをオン/オフすると効果の表示切り替えができます。
このように後から簡単に何度でも編集が行えるのがアピアランスの便利なところですね。
動画による解説はこちら
動画ではアピアランスの機能を使って線路や道路を描き、地図を作成しています。
ぜひ動画も最後までご覧ください。
いかがでしたでしょうか?デザインが完成した後に修正依頼がくるのはよくあることです。そんな時にササっと直せるようなデータにしておけば無駄なく作業ができますね!
Illustrator講座の受講もぜひご検討ください!