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人材開発支援助成金がもらえる研修ともらえない研修の違い

人材開発支援助成金がもらえる研修ともらえない研修の違い

人材育成のコスパを改善できる人材開発支援助成金は、成長投資が必要な今、企業としては本当にありがたい制度ですよね。ただ細かい制約があり、従業員に受けてもらう研修の種類によっては、助成金が下りないケースもあります。

この記事では、人材開発支援助成金(主に人材育成支援コース・事業展開等リスキリング支援コース・人への投資促進コース)の活用を考えている企業の担当者に向けて、研修の選び方をお伝えします。

OJTとOFF-JTの違い

人材開発支援助成金は、OJTとして行う研修とOFF-JTとして行う研修が区分けされています。

OJT(On the Job Training)は日常の仕事の中で行う教育のことで、OFF-JT(Off the Job Training)は、職場や通常業務ではなく、特別に時間や場所を確保して行う教育を指します。

たとえばパソコン作業でいうと、取引先から依頼されたデザイン制作においてSTUDIOやFigmaなどのデザインソフトを使う場合、その使い方を指導しながら実際に成果物を作り上げるのはOJTです。一方、業務上の必要性からそれらのデザインソフトの操作方法を学ぶ研修を行うのはOFF-JTに当てはまります。

OJTとOFF-JTはどちらも仕事につながっていますが、人材開発支援助成金のルールでは線引きされているので、ごちゃ混ぜにしないように気をつけましょう。

助成金の対象外になる研修がある?

従業員に対して仕事に関連する研修を行えば、何でもかんでも審査が通るかと言えば、そんなことはありません。とりわけOFF-JTとして行う研修には、助成金の対象とみなされないものがあります。

人材開発支援助成金の対象とならない研修とは?

1.一社会人として働くために最低限必要なこと

接客やマナー講習など、基礎的なスキルを習得するための研修は助成金の対象外です。

もちろん、普段は接客に関わらないエンジニアでも顧客と直接やりとりするケースはあります。しかし、それはどんな職に就く場合でも共通して必要なスキルです。

仮にDX推進のためのプログラミング研修でも、カリキュラムに接客やマナー講習が含まれている場合、その時間は助成金の対象から外れます。なので、必要な研修時間に達しているかをきちんと確認した上で、研修を行うことが重要です。

2.趣味や教養を目的とする研修

趣味と聞くと、何となく「助成金の対象にはならなそうだな」と思われる方は多いでしょう。しかし、仕事につながっている教養でも助成金は下りないのでしょうか。

厚労省の定義では、日常会話レベルの語学の習得のみを目的とする講習、話し方教室などはNGとされています。この定義からすると、WEBサイトの構築(HTMLやCSSなど)では、head・body・section・table・input・・・のような言語を扱うので英語を理解していると習得に有利ですが、日常会話レベルの英語研修はプログラミング言語の学習とは趣旨が違いますよね。

また文書作成やデータ入力など、パソコンの基本操作(Word・Excel・PowerPoint)も一般的な教養に当てはまる可能性があります。なので、必ずしもパソコンスキル=IT・DXとして認められないケースもあることを頭に入れておきましょう。

3.従業員のトレーニングに直接つながらない

OFF-JTの目的が従業員のスキルアップと直接の関係がない場合は、会社が研修の一環としていても、それは助成金の対象とはなりません。たとえば、研修と称して研究発表を行ったり、展示会・見本市に出展または見学したりするケースです。

ちなみに、Winスクール(ピーシーアシスト株式会社)は、研修などに関わる方を対象とした教育分野における日本最大の展示会(第15回EDIX東京)に出展します。展示会では、助成金の対象となるプログラムをご紹介できるので、人材育成に関わる方はぜひ参加いただけると嬉しいです。

EDIX展の出展詳細はこちら

4.その他

ここまでお伝えした1〜3の他、次のような研修は助成金の対象外なので気をつけましょう。

  • 単に既存のアプリやシステムを購入して、その操作方法を習得する場合やコンサルタントが指導するもの
  • 普段の仕事の一環として遂行されることを目的としたもの(マニュアルやルール、機器の説明など)
  • 法令などで講習が義務付けられているものや会社として免許がないと事業を実施できないもの
  • スキルアップ以外の目的で行うもの(意識改革やコンプライアンスの研修など)
  • 研修を受講しなくても受験して資格を取得できるものや適性検査

こうして考えると、人材開発支援助成金がもらえるかどうかのボーダーラインは、直接的なスキルアップにつながっているかどうかがポイントと言えそうです。

人材開発支援助成金をもらうならこれ!

人材開発支援助成金の審査に通りやすい研修は、時代背景を考えるとやはり、会社が成長していくための新しい分野やその知識・技術を習得するためのリスキリングにつながるものがベストです。

とりわけ人への投資促進コースでは、IPA(独立行政法人・情報処理推進機構)がベストな分野を推奨しています。

ITスキル標準:マーケティング・セールス・コンサルタント・プロジェクトマネジメント・ITスペシャリスト

ITスキル標準の詳細はこちら

DX推進スキル標準:ビジネスアーキテクト・デザイナー・データサイエンティスト・ソフトウェアエンジニア・サイバーセキュリティ

DX推進スキル標準の詳細はこちら

これらの分野で活躍できる人材を目指すための研修であれば、基本的に助成金の対象となります。たとえば、WEBデザイン・CAD・Excelマクロ/VBA・プログラミング・AI・ネットワーク構築・AWSなどが当てはまります。

また「DX推進スキル標準と認定試験・資格とのマップ」に掲載されている試験や資格の受験料も助成金の対象です。

こう言うと、人材開発支援助成金はIT関連の会社だけが対象に聞こえますが、そんなことはありません。製造業や建設業をはじめ小売・サービス・教育・福祉など、業務効率化・自動化により人手不足を改善し、新たな分野で成長していくことは、今後どの業界にも必要不可欠です。

効果的な人材育成を行うためにも、助成金がもらえるように適切な研修選びを心がけましょう。

おわりに

人材開発支援助成金は、コースによって細かい条件が設定されています。ここまで、助成金がもらえる研修についてなるべくわかりやすいように解説したつもりですが、もし「この研修は助成対象になるか?」と不安や疑問を感じたら、管轄の労働局に確認してください。

なお、Winスクールでは助成金の申請も含めた研修サポートを行っております。「自社の課題は理解しているけれど、従業員にどのような研修を受けさせれば良いかわからない」や「人材育成のための研修を実施したいけれど、助成金の活用について詳しく知りたい」という場合は、ぜひ私たちのサポート利用をご検討いただけたら幸いです。

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最後までお読みいただきありがとうございます。

この記事の情報元:厚生労働省ホームページ「人材開発支援助成金

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