アドビ認定プロフェッショナル 資格試験について
2023年4月27日に「オデッセイ×Winスクール アドビ認定プロフェッショナル 資格試験を通して学ぶPremiere Pro深掘りセミナー」を開催しました。
このセミナーは、各種資格試験を実施・運営するオデッセイコミュニケーションズ社との共催で、映像編集ソフトの代名詞である「Premiere Pro」を使った動画編集に興味がある人や、既に使っていてスキルアップを目指したい人に向けて、デモンストレーションを交えながら試験の概要や操作方法をご紹介しました。
セミナーではまずオデッセイ社から、アドビ社公認資格試験「アドビ認定プロフェッショナル」の概要説明があった後に、Winスクール講師によるPremiere Pro操作・解説のデモンストレーションを行いました。講師からは合格に必要な知識やスキル、試験本番までの準備方法についてのアドバイスを交えつつ、参加者の多くの人が、お手持ちのPremiere Proを使って視聴しながら一緒に操作して進めていきました。
アドビ認定プロフェッショナル資格取得のメリットはオデッセイ者の公式サイトもぜひ参考にしてみてください。
https://adobe.odyssey-com.co.jp/about/
また、今回はセミナー参加後のアンケートに回答いただいた方限定で、フルバージョンのデモンストレーション動画をプレゼントいたしました。今後も開催予定がございますので、未参加の方はぜひ、次回の開催にご期待ください!
「Q&A」参加者の皆様からいただいたご質問11選
「Adobe認定プロフェッショナル」資格はいつ始まったのですか?
PremiereProは2021年7月5日から始まりました。前身の資格は「Adobe認定アソシエイト」という名称で、2008年1月より開始しており、当時はシミュレーターを利用する試験でした。現在実施している実際のソフトを使用する試験は、2021年1月にIllustratorとPhotoshopの2つがまず開始され、2021年6月に「Adobe認定プロフェッショナル」に資格名称が変更されました。
旧バージョンの試験は時間が経つと廃止することはあるのですか?
旧バージョンは、新しいバージョンの試験がリリースされるたびに入れ替わる形で終了します。基本的には最新版の試験とその1つ前のバージョンの受験が可能です。(2023年5月現在)。新試験がリリースしてしばらくの移行期間中は3バージョンの受験が可能になります。
映像系資格は就職・転職や副業などに効果がありますか?
ソフトの操作スキルや映像作成に関するルールの理解などにおける、アピール効果があります。また、履歴書にも勿論記載できます。副業で映像制作・編集を行っている人も多くいますが、資格は所持していても損はないでしょう。また、昨今では映像制作・編集の仕事に携わるならPremiere Proを使えるのは大前提です。+αで絵コンテの作画、ディレクション(進行管理)、After Effectsが使えるなど、更に一歩「秀でたスキル」が求められています。
Premiere Proを習得するための学習方法を知りたいです。
Premiere Proは直感的に操作できるソフトです。まずはご自身で何かしらの素材を編集してみたりして「使い続ける」ことが重要です。勿論Winスクールで講師にサポートを受けながら学習することで、より効率的に習得できるでしょう。
Premiere Proのスキルは副業として活かせますか?
映像制作・編集の副業を行うなら大前提で必要なスキルです。クラウドソーシングでもPremiere Proの仕事依頼は多くあります。
印象に残るような動画作成のコツを教えてください。
よく使われている言葉としては「序破急」です。序・破・急の3部構成の順序で、緩急をつけ飽きさせない仕組みのことです。小説などで構成を考える時は4部構成の「起承転結」が一般的ですが、大枠としてはそれと似たようなイメージで捉えると分かりやすいでしょう。序破急を意識しつつ、素材の良し悪しは勿論、構成、間合いとタイミング、トランジションの使い方などが重要となります。また、CMなどでもよく見る演出ですが、モーショングラフィックスなどの手法も印象に残りやすいと思います。
動画音声からの文字起こしはよく行う編集作業と思いますが、効率的な方法を知りたいです。
CC2021から文字起こし機能が搭載されました。日々アップデートしています。とても性能がいいので、それを用いるのが効果的です。新しいバージョンだとオフラインでの利用もできるようになりました。文字起こし機能は今後、さらに強化される予定です。
Premiere Proが5月に大きくアップデートされるそうですが、詳細を知りたいです。
文字起こし機能がさらに進化します。他にも色々見直されますが、詳しくは下記をご参照ください。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1493417.html
編集した動画をDVDやBlu-rayに書き出す方法(オーサリング方法)を知りたいです。
Premiere Pro側では、H.264(mp4)で規格に合わせた形で書き出しましょう。書き出し設定を例えば、DVD用なら「高品質480P SD ワイドスクリーン」、Blu-ray用なら「高品質 1080P HD」。そのmp4動画を、別途オーサリングソフトで書き出します。なお、Adobeオーサリング専用ソフト「Encore」は開発終了したため、現在はサードパーティ製ソフトの使用が必須です。CyberLink社のPowerDirectorなどが定番のソフトです。また、最近のパソコンにはディスクドライブが標準搭載されていないものも多いので、その場合は外付けドライブを利用する必要があります。
YouTube用に書き出す方法を知りたいです。
Premiere ProはYouTube動画に最適化された書き出し設定があります。(サイズに応じて様々)。基本的には「YouTube 1080p フルHD」、4K動画なら「YouTube 2160p 4K Ultra HD」がおすすめです。設定によっては直でYouTubeにアップ可能です。
AIの進化が目立つ昨今、動画編集者の将来性について知りたいです。
AIやソフト自体の進化などにより、今後映像制作・編集ソフトの操作はさらに簡単になっていきます。ソフトの操作スキルだけでは不十分になるでしょう。クライアント(お客様)にこちらから動画構成の提案ができたり、印象的なアニメーションをつけられたり、+αのスキルがあれば、映像制作の依頼を受ける機会は得られ重宝されるのではないでしょうか。
最後に
WinスクールでPremiere Proが学べるおすすめ講座をご紹介します。
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受講費用
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- 受講料:128,000円(税込140,800円)
- 入学金:18,000円(税込19,800円)
- 教材費:4,000円(税込4,400円)
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受講時間
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90分×14回(21時間)
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受講期限
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2ヶ月
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
資格試験に合格することで、自身のスキルアップだけでなく、仕事での信頼性や競争力の向上にもつながることが期待できます。
今後も、スキルアップセミナーや資格紹介セミナーを実施予定です。
動画編集分野に興味のある方は、これらの機会を利用してより高度なスキルを身につけてみてはいかがでしょうか。