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Excelデータ分析入門
データ処理から可視化まで分析ステップ完全ガイド
セミナー開催レポート

Excelデータ分析入門データ処理から可視化まで分析ステップ完全ガイドセミナー開催レポート

売上アップのための施策や勤怠管理の効率化など、DXの推進を求められているビジネスパーソンにとって、データ分析のスキルは今後ますますその必要性が高まるでしょう。

とはいえ、「これまで自己流で対応してきたから適切なデータ分析ができているかわからない」や「業務ではExcelを使用しているけれど、知らない機能が多く分析も不十分なことがある」ということはありませんか?

Winスクールでは2023年9月9日、そうした方を対象に『これから始めるDX「Excelデータ分析」入門 データ処理から可視化まで 分析ステップ完全ガイド』と題したセミナーを開催いたしました。

この記事ではその開催レポートとして、Excelによるデータ分析で解決できる企業の課題や従業員のスキルアップについてお伝えします。

セミナーのハイライト

今回のセミナーは受講者が自宅やオフィスにいても気軽に参加できるように、オンラインで開催しました。講師はWinスクール・DXリスキリングセンター人気No.1講師の金子稜先生(以下、金子先生)です。

こんな方におすすめ

冒頭でも少し触れましたが、『これから始めるDX「Excelデータ分析」入門 データ処理から可視化まで 分析ステップ完全ガイド』は、具体的に次のような方を対象に開催いたしました。

  • Excelやデータ分析はこれまで自己流で対応してきたので、専門の講師から基礎の学び直しや応用ノウハウを学びたい
  • データ分析は未経験だけれど、Excelを使いこなしてデータ分析のスキルを身につけたい
  • データ分析により正確な情報を取得し、戦略的な意思決定につなげたい
  • 顧客のニーズや傾向を把握し、マーケティングに活用したい
  • 社内の業務プロセスを改善し、時間や労力を削減したい

セミナーのカリキュラム

当セミナーではまず金子先生より「データ分析とは何か?」という質問から始まり、その定義や重要性、またデータを可視化することでどのような戦略が立てられるのかなど、さまざまな分析方法を実務レベルでレクチャーいただきました。

当日のカリキュラムは以下の通りです。

  1. データベース機能
  2. テーブル
  3. ピボットテーブル・ピボットグラフ
  4. グラフの分析(棒グラフ・折れ線グラフ・ヒストグラム・パレート図・散布図など)
  5. ABC分析
  6. 相関分析
  7. 回帰分析

こうしてカリキュラムを見ると、頭の中が「?」という方がいるかもしれません。日常業務でExcelを使用している方なら、カリキュラムの1〜4は何となくイメージが湧くと思います。しかし、5〜7については、とりわけデータ分析の未経験者は難しく感じるでしょう。

ABC分析:ABC分析とは、分析するアイテムの重要度をA・B・Cの3つにランク分けして分析する方法です。在庫管理や売上分析に活用して販売戦略を立てることに役立ちます。

相関分析:相関分析とは、2つの変数において、その関係の強さと方向を調べる統計的方法です。たとえば、マーケティング(顧客満足度と購買頻度の関係)や人事(従業員の満足度と生産性の関係)のリサーチに活用できます。

回帰分析:回帰分析とは、あるものがどのくらい影響を受けるかを調べる方法です。経済学における経済指標の影響やマーケティングにおける広告支出と売上の関係などを分析します。

これらの分析方法は、ビジネスの場面で有用な洞察を得るために広く利用されています。データ分析の未経験者にとっては、難易度が若干高かったかもしれません。

それでも、データ分析を基礎から学んだことで、より実践的な知識を得られたのではないでしょうか。

実務に生かせるデータ分析のポイント

そもそもデータ分析とは、「情報を集めて調べることにより、重要な結論を導き出す手段」です。そのため、データ分析が目的になってしまっては意味がありません。

目的志向で行う

データ分析は目的を持って行わないと、無駄な分析に時間を費やすことになります。データは目的を達成するためにどう活用するかが重要なポイントです。

たとえば、「毎年10月は、売上が月平均より低く、何とか10月の売上を前年比で1.5倍にしたい」という目的があり、そのためにデータ分析をして、どのような行動をとるべきかを決めます。

またこうしたデータ分析の種類や分析に活用するツールが、先ほどお伝えした当セミナーのカリキュラムです。

データ分析に必要な5つの知識

Excelを活用したデータ分析を行うときは、主に5つの知識が必要となります。

1.基本的な操作知識

  • セルの操作(コピー、ペースト、削除など)
  • 行や列の追加、削除
  • シートの管理

2.関数と式

  • 基本的な関数(SUM, AVERAGE, MAX, MINなど)
  • 条件付き関数(IF, COUNTIFなど)
  • 日付と時間の関数

3.データ整理

  • ソートとフィルター
  • 重複データの削除
  • データの分割と結合

4.データ可視化

  • グラフとチャートの作成
  • 条件付き書式設定

5.ピボットテーブルとピボットチャート

  • ピボットテーブルの作成とカスタマイズ
  • ピボットチャートの作成

これらの知識を身につけることで、Excelを活用したデータ分析の基盤を築くことが可能です。また、実務経験を積むことで、マクロ/VBAなど、さらに高度な分析ができるようになります。

FAQ〜データ分析でよくある質問

データ分析を身近に感じていただくために、今回のセミナーで受講者から実際にあった疑問点を含めて、データ分析についてよくある質問をまとめました。

今回のセミナーではExcelによるデータ分析が中心でしたが、今後覚えておくことで役立つスキルがあれば教えてください。

Excelは非常に優秀なツールなので、それだけでもデータの集計から自動化・可視化といった一元管理が可能ですが、以下の3つのスキルがあるとよりデータ分析の利便性が高まります。

・Excel内の細かな自動化を可能にするVBA

・データの自動化ができるPower Automate Desktop

・よりデータの可視化がしやすいPower BI

研修や自主学習などでデータ分析の練習をする場合、仮のデータを用意すると思いますが、そのデータを入力するのが面倒です。練習用のデータを簡単に作成する方法はありますか?

有料版になってしまいますが、ChatGPT( GPT4)にExcelのアドイン(拡張プログラム)があるので、それを使えばデータの準備に手間がかかりません。DX推進の一環として試してみる価値はあります。

データ分析と聞くと、Pythonなどのプログラミング言語によりAIを活用するイメージなのですが、Excelを活用する方が一般的なのでしょうか?

もちろん、大量のデータや複雑なデータ構造に対応するには、Pythonなどのプログラミング言語による機械学習・自然言語処理・時系列分析といった高度な分析が必要です。しかし、基本的な統計分析やグラフの作成・ピボットテーブルなどは、プログラミングスキルが不要なので、多くのビジネス場面で使われているExcelの方が便利と言えます。

セミナーを受講された方の声

セミナーにご参加いただいた方のアンケートより受講者の声(一部)をご紹介します。

※受講者からいただいた回答は原文のまま掲載しております。

初参加で得られる満足感

初めて参加しましたが、知らないことに出会えたり、分析後の考え方をお聞きできたり楽しかったです。現在の仕事で、集計が目的になってしまっているので、集計してその後のことに目を向けていけたらと思います。今回参加できてよかったです。ありがとうございました。

わかりやすさと新鮮さ

とても分かり易く勉強になりました。普段我流で知っているスキルのみで仕事をしているので、このような効率化や考え方に改めて触れられるのは良い機会でした。更に本日のレベルアップのセミナーがありましたら参加したいです。ありがとうございました。

知識のアップデート

今日はありがとうございました。既知の知識の復習や新しい知識のアップデートが出来ました。ありがとうございました。

今回のセミナーはIT企業にお勤めの方に限らず、建設業や教育機関、さらにはサービス業で働く方も多く参加くださいました。またアンケート結果から、なんと99%の方が内容に満足し、今後もセミナーに参加したいという回答をいただきました。こうした受講者の興味・関心からもデータ分析の需要が高まっていることがわかります。

おわりに

新たな成長分野で活躍できる人材になる一つの選択肢として、データ分析のスキルは非常に重要です。

そこで、Winスクールではビジネスの現場で扱うさまざまなデータを活用するために、統計に関する知識とExcelを用いた具体的な分析スキルを習得する講座をご用意しております。専門の講師から定期的に学べるビジネスの現場で役立つスキルが身につく講座です。

DX推進・リスキリングの一環として、ぜひデータ分析のスキル習得にチャレンジしてみませんか。

統計を活用したデータ分析のスキルを習得!

Excelビジネスデータ分析
~ビジネス統計スペシャリスト・エクセル分析ベーシック対応~

受講費用

  • 受講料:92,000円(税込101,200円)
  • 入学金:9,000円(税込9,900円)
  • 教材費:2,500円(税込2,750円)

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受講時間

90分×14回(21時間)

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