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実践UI/UXデザイン STUDIOデモンストレーションセミナー
開催レポート

実践UI/UXデザイン STUDIOデモンストレーションセミナー開催レポート

Web制作など、クリエイティブな仕事に関わっていると必ず聞くUI/UXというワード。とりわけデザイナーやデザインの制作に携わる場合、UI/UXは必要不可欠な概念です。

ただUI/UXについては、

・将来的にデザイナーとして活動したいので、実際にどのように扱うのかデザイナーから直接聞きたい

クリエイティブ関連の仕事に就きたいけれど、ネットで検索して調べた程度でくわしく知らない

という方が多いのではないでしょうか。

Winスクールでは2023年9月20日、そうした方々に向けて「実践UI/UXデザイン STUDIOデモンストレーションセミナー」を開催いたしました。

この記事ではその開催レポートとして、UI/UXの基本と実例、プログラミングの知識がなくてもWebサイトが作れるツール「STUDIO」について解説します。

セミナーのハイライト

当セミナーは受講者が自宅やオフィスにいても気軽に参加できるように、オンラインで開催いたしました。講師はWinスクール・DXリスキリングセンターのトップデザイナー、しのぶ先生です。

こんな方におすすめ

今回の「実践UI/UXデザイン STUDIOデモンストレーションセミナー」は、具体的に次のような方を対象に開催いたしました。

  • デザインに関わる仕事に就きたいけれど、未経験のため知識やスキルに不安がある
  • 現役デザイナーからUI/UXデザインの専門知識やノウハウを学びたい
  • STUDIOなどノーコードツールで高品質なホームページを作成したい
  • 自社のWebサイトを効率よく作成して時間や労力を削減したい
  • DX推進の一環としてWeb制作業務の内製化を図りたい

セミナーのカリキュラム

当セミナーは大きく分けて二部構成となっており、前半は誰もが日頃から目にしている身近なデザインからUI/UXの基本を語っていただきました。そして後半は、UI/UXを意識したデザインをSTUDIOを使って簡単なデモンストレーションを行いました。

しのぶ先生のレクチャーはデザインの理論をしっかり伝えつつ、面白さや気づきのあるデザイン事例の紹介で場を楽しませてくださるなど、初心者でもわかりやすい進め方でした。

当日のカリキュラムは以下の通りです。

  1. UI/UXデザインの基本
  2. UI/UXデザインの実例
  3. 実践的なUI/UXデザインのテクニック
  4. STUDIOの効果的な使い方

UI/UXデザインの基本

冒頭でもお伝えしましたが、デザインに関わる仕事では必ず考えなければならないUI/UXという概念。まずはその基本的な知識を身につけることが大切です。

UI(User Interface:ユーザーインターフェース)

UIとは、人とコンピュータ(アプリやWebサイトなど)がどうやって「会話」するかを決める部分です。具体的には、ボタン・テキスト・画像・色など、見た目の部分全体を指します。

そのため、見た目が美しいことや操作が直感的であることが大切です。たとえば、スマホの画面で「送信」ボタンを押すとメッセージを送れますが、その「送信」ボタンのデザインや位置がUIです。

UX(User Experience:ユーザーエクスペリエンス)

UXとは、ユーザーが製品やサービスを使用するときの「体験」や「感じ方」を指します。人がアプリやWebサイトを使っているとき、「どれだけ快適か」や「使いやすいか」を考え、使う人がストレスなく、また再度利用したくなるような体験を提供することが大切です。

たとえば、地図アプリで目的地までのルートを簡単に見つけられると、使っている人は便利に感じますよね。その使いやすさがUXです。

UIとUXの違い

UIは具体的な形状や配置・色などを扱い、UXはそれらを使ったときの感じ方や体験を扱います。両者は密接に関連しており、どちらかが欠けても高品質な製品やサービスは成立しません。

つまり、良いUIとUXがそろって初めて、ユーザーにとって価値ある製品やサービスが生まれ、それが売上アップにつながるのです。

事例から学ぶUI/UXデザイン

ここでは誰もが知っている有名Webサイトを事例に、UI/UXデザインにおける重要なキーワードやルールについて解説します。

GoogleとYahoo!から学ぶUI/UXデザイン

GoogleとYahoo!は同じ検索エンジンなのに、UI/UXは異なります。

Googleは非常にシンプルなUIで検索に集中できる構造。UXは検索結果の表示スピードの早さやユーザーの求める情報に近い検索結果が上位に表示されます。

一方、Yahoo!はニュースや天気・スポーツなど、たくさんの情報がトップページに表示されるカラフルで複数のカテゴリーがあるUIです。またUXは一度に多くの情報を得られることやユーザーにとって興味のある広告が表示されるようになっています。

UI/UXが異なる2つのサイトですが、次のような共通点があるのも特徴です。

  • サイトによってユーザーのやることに集中できる
  • サイトの全体像がすぐわかる
  • カテゴリー別に分かれていることがわかる
  • 知りたい情報にすぐたどり着ける
  • 世界観が統一されていて見やすい
  • 何を押したらどうなるかを容易に想像できて、その通りに動く

このように、良いUIとUXはいかに自然なものであるか、ユーザーにとってストレスフリーであるかが重要といえます。

UI/UXデザインにはルールがある

UI/UXデザインにはルールがあります。実際、GoogleはMaterial DesignアップルはHuman Interface Guidelinesというルールを設けています。

これらは、たとえばフォントの大きさやレイアウトの余白はどのくらいか、といったことを基準として定めたものです。UI/UXはデザイナーの感覚で決められているわけではありません。

よく「デザインはセンスだ」と言われますが、しのぶ先生は「決してセンスではなく、理論を学びルールに従うことで誰でもデザイナーになれる」と言います。

コーディング不要でWebサイトが作れるSTUDIOとは?

UI/UXデザインのスキル習得には、実際にWebサイトをつくってみるのが理想ですが、Webサイトの制作は通常コーディングが必要です。そこで当セミナーでは、コーディング不要(ノーコード)でWebサイトが作れるツール、STUDIOをご紹介しました。

ノーコードツールSTUDIOの魅力

STUDIOとは、STUDIO株式会社が開発したノーコードのWebデザインプラットフォームです。コードやテンプレートに縛られず、自由にWebサイトをデザインできます。

デザインは直感的なUIでレイアウトを作成し、ピクセル単位の微調整からダイナミックなアニメーションまで対応できるのが特徴です。

コーポレートサイトからブログ・イベント・店舗・商品・ポートフォリオなど、さまざまな用途があり、作成したサイトは1クリックで公開可能です。

STUDIOは、デザインから公開までを一元管理できるため、プログラミングの知識がなくても簡単にWebサイトを作成・運営できるのが大きな魅力です。

STUDIOのデモンストレーション

当セミナーでは、しのぶ先生がイベントのWebサイト制作において、ファーストビュー(Webサイトを開いたとき、最初に表示される部分)のデザイン作成を実演してくださいました。

最初にWebサイトづくりにおける基本的なレイアウトの解説後、デザインエディタ(STUDIO内のツール名)などを使って、ヘッダーとメインの画像やテキストをドラッグ&ドロップで配置。またライブプレビュー機能で、実際にどう表示されるかなどをレクチャーいただきました。

セミナーQ&A〜参加者のギモンを深掘り

UI/UXデザインやSTUDIOをより身近に感じていただくため、今回のセミナーで受講者から実際にあった質問をまとめました。

デモンストレーションで使用していた画像はどこで入手できますか?

フリー素材を提供しているサイトから画像をダウンロードできます。当セミナー内で使用した素材はUnsplashというサイトから著作権フリーかつ商用利用が可能なものを入手しました。

デモンストレーションでお問合せ(電話)のマークを画像ではなくWebフォントで作成していたのはなぜですか?

SEOの観点から、Webサイトは画像よりも文字情報で認識されるため、Webフォントでの作成をおすすめしています。画像でないと作りづらいものを除いて、今はコーディングでボタンやアイコンも作成可能です。

そして、そのコーディングをせずにWebフォントを使えるのがSTUDIOの魅力でもあります。

Webサイトの作成ツールはたくさんあるので、どれを選べば良いかわかりません。

お客様の目的など、どのようなWebサイトを作るのかをしっかりヒアリングした上で、どの程度カスタマイズが必要かで判断すると良いでしょう。

Webサイトは作って終わりではなく、定期的なメンテナンスが必要です。またチームで共有して管理・運用するなど、さまざまな機能を活用できる自由度の高さという意味では、STUDIOはおすすめです。

セミナーを受講してSTUDIOはとても便利だと思いましたが、WordPressの方が広く使われているイメージがあります。しのぶ先生はどのように考えていますか?

WordPressは世界的に多くの方が使っていますが、現在は過渡期だと思っています。実際に、WordPressで作ったサイトをSTUDIOに切り替えたいという依頼をいただくことが増えています。

セミナーを受講された方の声

セミナーにご参加いただいた方のアンケートより受講者の声(一部)をご紹介します。

※受講者からいただいた回答は原文のまま掲載しております。

初心者がムリなく学べる

  • 何の知識も経験もない初心者なので、よく分からないところも多々ありましたが、STUDIOを使ったWebデザインは手軽で楽しそうだと思いました。ありがとうございました。
  • 求人によくUI/UXと書いてあって良く分からないと困っていた所、ちょうどこのセミナーを見つけました。とても分かりやすかったです。有難うございました。
  • Webデザイン初心者で緊張していましたが、UI/UXが身近で、難しくないことがわかり、受講して良かったです!いいUI/UXが作れるように引き続き勉強して、設計に活かしたいと思います。
  • UI/UXについて難しい言葉を用いず初心者でもわかるように教えていただけてとても良かったです。今後、実際に一緒にSTUDIOで制作する回や有名なアプリやサイトのUIデザインをトレースする回があればぜひ参加させていただきたいです。本日はありがとうございました!

経験者や他講座の受講生にもお得感

  • 受講生としてHTML/CSSを終了し、次はWordPressを受講予定なのですが、とてもシンプルで使いやすいSTUDIOを今回教えていただき、時流はSTUDIOとのことなので、STUDIOを学べたらいいなぁと思ってしまいました。しのぶ先生の言葉はとてもシンプルで分かりやすいので、有料でもよいので、今後も継続してセミナーを行って欲しいです!しのぶ先生も、(ファシリテーターの)千葉さんも、とってもキュートで魅力的でした!
  • 大変わかりやすく講義いただきました。これまでWordPressを利用してサイトを作成していましたが、昨今ではこんなに簡単に作れるツールが公開されているのか!と驚きました。
  • STUDIOについてだけでなく、設計においても大切なポイントを知ることができましたので、効率やクオリティアップにつなげていきたいと思います!本日はありがとうございました。

モチベーションや業界への魅力アップ

  • 勉強になりました!やっぱりWEBデザイナー・クリエイターになりたい!!と強く思いました。
  • 最高に興味深く面白くてあっという間の1時間半でした。しのぶ先生と、ファシリテーターの千葉さんの会話がとても心地よく温かくて癒されながら、かつとても重要なポイントを分かりやすく説明くださるので、非常に良かったです!!!

今回のセミナーはIT企業にお勤めの方をはじめ、製造業や建設業、さらにはサービス業で働く方も多く参加くださいました。またアンケート結果から、90%の方が内容に満足し、今後もセミナーに参加したいという回答をいただきました。

おわりに

今後ますますデジタル化が進む中、クリエイティブなスキルの必要性を感じている方は多いのではないでしょうか。実際、多くの企業が宣伝・広告・販売・決済・カスタマーサポート…という一連の事業活動にインターネットを活用しています。

今回お伝えしたセミナーでしのぶ先生が言ったように、未経験でも理論を学びルールに沿って作業すれば、良いデザインをつくることは十分可能です。

Winスクールではそのためのスキルが習得できる講座をご用意しております。専門の講師から定期的に学べるWeb制作やデザインの知識・スキルが身につく講座です。

今後のキャリアップやビジネスに生かすために、ぜひリスキリング(学び直し)としてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

デザインを基礎から学び将来的にデザイナーとして活動していきたい方

Web&UI/UXデザイナー養成講座

デザインを基礎から学び将来的にデザイナーとして活躍した方におすすめの講座です。

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Webサイトの作成など、デザインツールの操作スキル習得でキャリアップや副業を始めたい方

コーディング不要でWebサイトを構築する

ノーコードホームページ制作(STUDIO)

受講費用

  • 受講料:50,000円(税込55,000円)
  • 入学金:18,000円(税込19,800円)
  • 教材費:3,000円(税込3,300円)

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受講時間

90分×6回(9時間)

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受講期限

1ヶ月

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