子育てママが基礎から学びフリーランスデザイナーに！第3回Winスクールデザインコンペ〜グランプリ受賞者インタビュー

「子育てしながらでも何かできることを」そんな想いから大日校でグラフィックデザイナー講座を受講された阪本奈波さん（以下、阪本さん）は、第3回デザインコンペ（2021年12月15日から2022年3月15日まで開催）で、見事グランプリ（チラシの部）を受賞されました。

この記事では、阪本さんがWinスクールで学ぶようになったキッカケ、デザインコンペの参加からその後の活躍ぶりについて伺ったインタビューの様子をお届けいたします。

家族の支えが励みになったWinスクールでの学び

子育てをしながらでもできる仕事を探していた阪本さん。スキル習得のためにWinスクールへの入学を決めたのは、夫からの一言がキッカケだったそうです。

ーWinスクールで学ぶことになった経緯を教えてください。

私は結婚後、2人の子どもを出産して、3年くらい主婦に専念していました。そのため、社会から取り残されている感じがして、何か活動したいと思うようになりました。

そこで考えたのが、在宅で子どもと一緒に過ごしながらできるデザインの仕事でした。

実は以前から街中で見かけるチラシやポスターに対して、「〇〇の部分をもっとこうすれば見やすいのに…」と感じることがよくあり、「自分が作れたらきっと楽しいだろうなぁ」と思っていたのです。

ただ市販の本で勉強していたのですが、実際にソフトを触ってみないと難しいと感じました。それでスクールに通うかどうか迷っていたとき、夫に「やりたいことをやればいい」とアドバイスをもらったことで通学を決めました。

ー子育てをしながらの通学は大変ではなかったですか？

夫がお休みの日に子どもを見てくれたので、それに合わせた無理のないスケジュールを組めました。またスキマ時間を有効に使って復習していました。子どもの世話があると、通学するのは簡単じゃないので、家族の支えはとてもありがたかったですね。

心のこもった作品づくりでグランプリ受賞

「いつかは自分も」という想いからデザインコンペに応募し、見事グランプリに輝いた阪本さん。コンペに応募したキッカケや作品制作についてお聞きしました。

ーなぜ、デザインコンペに応募しようと思ったのですか？

スクール内に掲載されていたコンペの張り紙をよく目にしていて、いつかは自分も参加したいと思っていたので、（講座が終盤を迎え）ちょうど良いタイミングでした。

ー作品のコンセプトや制作にあたって工夫したことや苦労したことを教えてください。

テーマは親子で気軽に楽しめるカフェとしました。

工夫したことは、自分が子どもを連れて行きたい入りやすいカフェをイメージしたことです。また雰囲気に合わせた画像を選び、それに合わせて切り抜いたり、曲線を描いたりと、授業で教わったスキルを生かして仕上げました。

ロゴは子どもが抱きしめられているイメージから安心感を与えることを心がけました。スケジュールは若干タイトでしたが、苦労したというよりはむしろ楽しく制作できました。

阪本さんの受賞作品

審査員の寸評

コンセプトが明確で、また配色やレイアウトなど全体の雰囲気もそれにマッチしており、完成度の高いチラシだと思います。少し気になったのが、茶色の旗の要素が3つありますが、文字サイズが異なるところです。おそらくは旗のサイズを全て一定にしてそれに収まるように文字サイズを下げたのだと思われますが、意外と文字サイズのバラツキは違和感を生じさせるところではあります。旗の幅を少し延ばすというのもアリかと思います。あとは3要素それぞれに「1,2,3」の数字をワンポイントで入れると、より印象度は高まると思います。