
日本はものづくり大国なので、一言で製造業といっても多くの業界があります。大宮校で「メカニカル3D CAD」を学んだ田中勝保さん(以下、田中さん)は、総合電機メーカーの出身ながら自動車業界への転職を目指していました。
この記事では、田中さんがスキルアップを重ねて転職に成功したストーリーをインタビュー形式でお届けします。
初心者でも経験者でも田中さんの学びとリアルな声がきっと参考になると思いますので、ぜひ一読ください。
CATIAを学ぶきっかけ
昨今、製造業や建設業への転職スキルとして人気を集めているCADですが、その種類は実にさまざまです。田中さんが学ばれたCATIA(キャティア)は、主に自動車や航空機など複雑で大規模な製品開発に強みを持つハイエンドCADとして知られています。
ーー田中さんがCATIAを学ぶきっかけは何だったのでしょうか。
田中さん:もともと総合電機メーカーに勤めていたのですが、自動車業界に転職したいと思っていました。それに、今住んでいるエリアの近くに有名企業の研究所もあり、なるべく地元で働ければという気持ちが強かったのも事実です。
それで、自動車の設計ならCATIAが必要だと思って受講を決めました。
Winスクールを選んだ理由は、そもそも実機を触れる教育機関が見つからなくて、CAD=Winスクールのように考えていたので他社は考えなかったですね。
ーーしかし、実際は自動車と関係ない会社に転職されたそうですね。
田中さん:そうなんです。技術系の派遣会社に入って、PCメーカーの勤務になったのですが、その会社ではCATIAを使っていました。
転職先での即戦力が身につく講座

転職先がCATIAを使う会社とあって早速スキルを試されることになった田中さん。果たしてその実力はどの程度だったのでしょうか。
ーーCATIAの講座で習ったことは転職先で役立ちましたか?
田中さん:はい、とても役立ちました。講座で習ったことが、業務の8割くらい通用するので、あとは細かい部分でわからないことを先輩や上司に聞けば仕事は十分こなせます。
一般的に、スクールで習うことや資格などは、実際の業務とギャップがあったりしますよね。なので、学ぶ側からしたら、こんなにありがたいことはないと思いました。
ーー講座を振り返ってみての感想を教えてください。
田中さん:CADを扱う経験はありましたが、CATIAは初めてだったので、やっぱり知らない知識を吸収できたときは嬉しかったですね。先生が丁寧に教えてくれるので、しっかり自分のものにできました。 通学にあたっては、予約を取りづらいことがありました。もう少しスケジュールの調整が効けば良かったのですが、それだけ講座の人気があるということでしょう。

実践経験がなくても信用されるスキル
田中さんの学習意欲はとても高く、その後はNX(他のCADソフト)の講座も受講されています。その甲斐もあり、なんと!月の給料が10万円も上がったそうです。真相を伺いました。
ーー勤務先が変わったそうですが、再度、転職されたのですか?
田中さん:はい、たまたま条件の良い派遣会社に出会いまして、職場が変わりました。残業も少ないホワイト企業です。
その職場ではNXを使っているので、自分もこれからその業務に当たることになると思います。
NXについては、業務経験がないにも関わらず、CATIAが使えるなら大丈夫!と信用してもらえたのがとてもありがたいですね。
CADってソフトが違ってもスケッチを書いたり、エッジを削ったり、インターフェースはあまり変わりません。なので、あまり不安もなく、勉強すればできるようになると思っていました。
今後はデータサイエンティストに?

新しい職場でご活躍の田中さんですが、今後はどのような未来を描いているのでしょうか。
ーー田中さんの転職は成功したと思いますが、自動車業界に未練はないのでしょうか?また、今後の展望もお聞かせください。
田中さん:(自動車業界に)今はそれほどこだわっていないですね。
今後もいろいろと学び続けたいと思っています。気になっているのはデータサイエンティスト。ビッグデータで流行を先読みなど、プログラミングスキルを生かせる仕事も魅力です。
大宮校ってどんなところ
田中さんが通われた大宮校は、企業が多く立地するさいたま市大宮区にあり、鉄道アクセスが充実した利便性の高い場所に位置しています。新幹線利用者や都内からの通学者も多く、法人研修にも適しています。教室は19席あり、6名の講師が専門分野を活かしながら指導。WebデザインやCADなど幅広い講座を提供し、特にCAD講座が人気です。高層階ならではの眺望や周辺の商業施設も魅力で、学習環境も優れていると言えます。

大宮校の受講スケジュール

大宮校のページ
↓ ↓ ↓
https://www.winschool.jp/map/kitakanto/saitama/omiya.html
おわりに
最後に、Winスクールでのスキル習得を検討されている方に向けて、田中さんからメッセージをいただきました。
田中さん:あきらめずにやれば必ずできるようになる!に尽きますね。
これはCADに限った話ではありませんが、知らない分野を学び始めるときってゴールがわからないから不安になったり、挫折したりするんだと思います。
でもWinスクールなら、カウンセリングや先生のサポートでしっかりゴールを見出せます。
どんな分野でも、やればできることを実感できると思いますので、迷っているならトライしてみてください。Winスクールで学んだことは100%役立ちます。
田中さんのインタビューからもわかるように、CADにはさまざまな種類があります。たとえば、AutoCADは2D設計が得意、SSolidWorksは中小規模の機械部品設計に人気、NXやCreo(クレオ)はCATIAと同等のハイエンドCADです。
どのCADを学ぶべきかは、扱う製品の規模や開発スタイルによって異なりますので、製造現場への理解を深めながらスキルアップに励んでください。
田中さん、インタビューにご協力いただきありがとうございました。