
社会人として20年以上働いてきた女性が転職を通じて新たな働き方を模索。「Webシステムエンジニア養成講座」を卒業された石井加奈さん(以下、石井さん)もその一人ですが、彼女は40代・未経験・文系出身といういわゆるITとは無縁な状態からのスタートでした。
「本当に私にできるの?」と不安を抱えながらも、講師のサポートや実践的な授業のおかげでキャリアが一変。転職活動にも自信を持てるようになったという石井さんに、受講のきっかけや授業のリアル、チャレンジして良かったと思えた瞬間などインタビューさせていただきました。
スキルアップやキャリアチェンジを考えている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
目次
40代女性が描く転職やリスキリングへの想い
石井さんが「Webシステムエンジニア養成講座」を受講しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?転職やリスキリングに対する気持ちも合わせてお話いただきました。
これまで、いろんな会社で社内システムを使ってきて「もうちょっと便利だったらいいのに」と思うことが多々ありました。一方で、「このシステムがあるおかげで、仕事がすごくはかどるな」と感じることもあり、使っているシステムによって仕事の効率が全然違うと実感しています。
生産性の高い会社だと仕事がスムーズで休みも取りやすいため、社員の方々も理想的な働き方ができています。でもそうでない会社のシステムは人力だったり、属人化だったり、課題が多い状況です。
なので、どんな業界でもシステムによって働き方が変わると思うんですね。だからこそ、「自分がそういうシステムの開発や改善に関わることで、みんながもっと働きやすくなったらいいな」という想いがありました。
ただ「技術的に、自分にそんなことができるのか」という不安もありました。実際、「Webシステムエンジニア養成講座」は、ボリュームが大きいので、少し軽めの「Webプログラマー」のコースと迷いましたが、最終的にはカウンセラーさんと話して「Webシステムエンジニア養成講座」に決めました。
Winスクールを選んだ理由
石井さんの仕事観を面接で伝えたら、企業としては「ぜひうちに!」と思うかもしれません。そんな石井さんがWinスクールを選んだ理由は、「わかりやすさ」と「給付金制度」とのこと。入学の経緯を伺いました。
もともとネットで「IT 転職 講座」みたいなキーワードで調べていて、厚労省のサイトからWinスクールを知ったんです。ホームページの明るい印象が気に入りました。
給付金の内容も良さげでしたので、他校とはあまり比較することなく、自然とWinスクールに気持ちが向いていった感じです。
未経験からでもスキルアップできる学習環境
実際に講座が始まってからの学習状況や講師への感想など、講座のリアルについて、石井さんは次のように語ってくださいました。
講師の丁寧さに感動!
先生が本当に良かった!というのが素直な感想です。先生は現役のプログラマーで、実務に即した話をたくさんしてくれたのでとても有意義でしたね。
若い先生でしたが、とにかく丁寧で、まるで接客業の方かなって思うくらいすごく優しくてわかりやすかったです。面白いとか嬉しいというより、「あ、実際の仕事ってそうなんだ!」と思えたり、「〇〇な仕事に就きたいんですけど、今の自分の考え方、やり方で通用しますか?」みたいな相談もできたり、きちんと身になっていると実感できました。
1週間の学習時間は10時間
授業は週末に3時間ほど受けていました。リスキリングコースの給付金をもらえる条件は、3時間のうち1時間の受講で良かったみたいですが、わからないところを聞きたくて時間をフルに使いました。
当時は在宅勤務でしたが、仕事が終わった後、毎日ではないものの授業のほかに1日2~3時間は勉強していましたね。多分、1週間で10時間くらいは勉強していたんじゃないかと思います。
理想的な授業スタイル
講座が始まった頃は、「テキスト通りにやってもプログラムが動かない」ということがよくあり、どこが間違っているのかを自分ではなかなか見つけられませんでした。テキストを読んでも全然わからない状態だったんです。
でも、先生がわかりやすく説明してくれたことや、「自分の理解ってこうなんですけど、合っていますか?」という確認もできて、徐々に慣れていきました。
また、3時間の授業といっても、先生が「ここからは自分で(カリキュラムを)進める時間にしましょう」と時間を設けてくれて、マイクオフで黙々と作業しつつ、わからないことがあったら先生に声をかけるスタイルも自分に合っていたと思います。
正直、先生がいなかったら挫折していたかもしれません。
サーバーエンジニアはNG
サーバーとかネットワークは初めて触れる内容だったので、「なんとなく苦手かも」という意識が働いていました。実際、演習のときなど自分一人だとエラーでつまずくことがよくありました。
もちろん、エラーが出たときにどう直すかが一番大事なのですが、自分に馴染みのない分野だとなかなかイメージできないものです。なので、「転職するとき、サーバーエンジニアは避けよう」と考えるようになりました。
ただ、そうした経験を通じて自分を知ることってすごく大事だなって気づきました。それに、先生に聞けば理解できるという安心感がすごく支えになっていたので、苦手な分野を学んだことは決してムダではなかったと思っています。
仕事観が変わった講師の言葉
講師と良好なコミュニケーションがとれて、苦戦する場面がありながらも順調に講座を進めていった石井さんですが、講師の言葉で仕事観も変わったとおっしゃいます。そのときの様子を伺いました。
授業の中で先生に質問したとき、その回答にハッとしたことがありました。
テキストに模範解答が載っていますよね。私はそれとは違う構文で「この書き方でもいいですか?」って先生に質問したんです。
そしたら、先生は「この書き方(模範解答)の方が、他の人が見てわかりやすいよね」とおっしゃいました。
「出力や動作自体は同じでも、他のプログラマーが見たとき、何をやっているかをわかりやすいように書く」という先生の言葉は、私の心を大きく突き動かしました。
IT系のお仕事って、一人で黙々とプログラムを組んで作っていく印象があったんですが、講座を受けて実際はそうじゃないことを知ったんです。
プログラマー以外にも要件定義とかいろんな部分に複数の人が関わっていて、みんなで一つのシステムを作り上げることに、ITの世界に温かみを感じましたね。
それまでは本当、職人技で難しいプログラムを作る世界という印象だったのが、思いやりのある設計というイメージに変わりました。
それで「やっぱりもう一度ちゃんと学びたい」って思ったんです。
プログラムって自分だけが理解していればいいというものではなく、関わる人と協力することが前提なので、システム開発の仕事に対するやりがいや魅力をより深く感じるようになりました。
派遣先で感じた可能性「あの人と一緒に働きたい」
転職やこれからの仕事について、石井さんには憧れの人物がいらっしゃるとのこと。また、石井さんが感じた今後の可能性とは、一体どのようなものだったのでしょうか。彼女に訪れた幸運をご紹介します。
今は派遣という形で働いているのですが、次に派遣先を選ぶことになったら、やっぱりSE(システムエンジニア)とかIT系のお仕事を希望すると思います。
今の部署にいる社内で使う業務システムを担当している女性の方が、新しいシステムを作ったり、改修したり、全部一人でやっているのですが、それがすごくカッコいいんです。年上の女性ですが、「私も彼女のようになりたい」と思えるくらい理想の姿で、一緒に仕事ができたらいいなと思っています。
実は、派遣の仕事を始めたとき、派遣先の会社の方が私のスキルシートを見て、「プログラミングって書いてあるけど、何ができるの?」って声をかけてくださったんですね。そしたら、「同じ部署にプログラミングやっている人がいて、ちょっと忙しそうだから手伝ってもらう場面があるかもしれない」とおっしゃったんです。そのときは「ラッキー!」って思いました。
講座で学んだことが、現場で反映されつつあるなと実感できている自分がいます。
講座を終えての感想と今後の展望
Winスクールでの学びからその後のお仕事まで、とても充実している石井さんですが、講座を受ける前は不安もあったと思います。講座を終えてみての感想や今後の展望をお聞きしました。
受講前と受講後のギャップは?
もちろん、最初はわからないことだらけで不安でしたが、「このまま仕事に就いたら、ツラすぎてきっと辞めてしまいそう」という気持ちが先行していました。なので、いきなり転職して「やっぱり全然上手くいかなかった…」となるよりは、一度自分でしっかり学んでみようと思って、 この講座を受けたんです。
ただ、本当にもう予備知識が全くない状態でした。「文系だし、コンピューターの言葉なんてわからないし、数字も苦手。感情で動くタイプなので、理論的な考え方なんてできない。そもそも私に向いているのかな?」と苦手意識の塊でした(笑)。
でもサイトに「初心者向け」と書かれていたことを信じて、本当にゼロ、むしろマイナスの状態ながらスタートしました。
Winスクールの卒業生の声に「バリバリ文系でも大丈夫」とか「先生がきちんと説明してくれる」という言葉が載っていますが、まさにその通りだったことが嬉しかったし、安心しました。やっぱり先生に直接聞けるのは大きいです。独学だと、つまずいたときにそれができないのがネックだと思います。
今後チャレンジしてみたいこと
今後のスキルアップでいうと、業務で一番関係してくるのがExcelなので、そこを強化したいなと思っています。去年、VBAに少し触れて、実際の業務にも取り入れてみたのですが、割と即効性があるのできちんと学びたいと思うようになりました。なので、今後は資格も取って、客観的にアピールできるようになったらいいなと考えています。
おわりに
最後に、Winスクールでのスキル習得を検討されている方に向けて、石井さんからメッセージをいただきました。
Winスクールは全国にあるので、色々な先生がいらっしゃると思うし、相性もあると思います。でも私の場合は、本当、先生がすべてでしたね。
もちろん、カウンセラーの方がいるので、万が一、先生との相性が合わなかったら先生を変えてもらうこともアリだと思います。
それからテキストがわかりやすくパソコンも貸してもらえるので、手ぶらでいきなり始められる感じも良かったですね。そういうハード面と先生の教え方というソフト面のバランスがとれているのがWinスクールのおすすめポイントです。
スクール選びって、メリットもデメリットもそれぞれあるので迷う方は多いと思います。でも比較しているうちに整理できなくなって、「結局スタートできない」というのが一番もったいないと思うんですね。やる気があるからこそわざわざ調べているはずなので、「ちょっといいな」って思った時点で、それはすごく価値があると思います。
なので、100%「絶対にここ!」と思えないからチャレンジしないのではなく、少しでも「いいね、やってみようかな」という気持ちがあるならスタートしてみてください。
石井さん、インタビューにご協力いただきありがとうございました。本記事でご紹介した石井さんのこの言葉一つひとつが、これから新たな一歩を踏み出す誰かの背中を押してくれるはずです。転職やリスキリングを考えている方はぜひWinスクールの講座をご検討くださいませ。