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OJT計画の作り方|外部研修と配属後教育をつなぐテンプレート

投稿日
2026.10.15
更新日
2026.10.15
OJT計画の作り方|外部研修と配属後教育をつなぐテンプレート

「研修で学んだことが、配属後につながらない」「OJT担当によって教え方がばらつく」。新卒エンジニアの受け入れで、よく聞かれる悩みです。外部研修とOJTが別々に動いていると、こうしたズレが起きやすくなります。

結論として、OJT計画は「外部研修の到達点」を起点にして、配属後を段階で分け、1枚のシートで管理します。この記事では、つなぎ方、5ステップの作り方、OJTシートのテンプレート例を解説します。

OJT計画とは:決めておきたいこと

OJT計画は、「誰が、いつ、何を、どこまで教えるか」を定めたものです。最低限、次の四つがあると現場が迷わなくなります。

  1. 習得項目:何を身につけてほしいか
  2. 達成基準:どうなったら「できた」とするか
  3. 期限とマイルストーン:いつまでに、どこで確認するか
  4. 担当と役割:OJT担当、リーダー、人事の分担

外部研修と配属後教育をつなぐ「3つの引き継ぎ」

外部研修を使う場合、研修の最終日に次の3つをOJT担当に渡すと、つながりがよくなります。

  • 到達度:スキルチェックや課題の結果。何ができるようになったか
  • 未習得・不安な項目:OJTで補うべきポイント
  • 研修で使った教材と課題:同じ言葉・例で説明できるようにする

研修の結果の測り方は、関連記事「新入社員IT研修の効果測定・評価方法」をご覧ください。

OJT計画の作り方:5ステップ

ステップ1:半年後の姿を、作業で書く
「いずれ一人前に」ではなく、「レビュー付きで、この種類の機能追加を任せられる」のように、作業の単位で書きます。

ステップ2:研修の到達点とつなぎ目を確認する
研修で扱った範囲と、現場で使う技術を見比べます。ここで「現場でしか教えられないこと」が、OJTの主な内容になります。

ステップ3:1か月・3か月・6か月に分ける
次の表は、期間の切り方の一例です。配属先の業務に合わせて調整してください。

期間テーマできるようにしたいこと(例)
配属後1か月環境に慣れる開発環境の操作、チームのルール理解、小さな修正の対応
配属後3か月小さな作業を任せられるレビュー付きで、機能の一部を開発・テストする
配属後6か月一連の作業を任せられる機能単位で対応し、課題を自分で報告できる

ステップ4:進捗を確認する場を決める
週次の1on1や、月次の振り返りを決めておきます。リーダーや人事も、月次の振り返りに参加すると安心です。

ステップ5:結果を計画に戻して見直す
スキルチェックや振り返りの結果を、次の期間の計画に反映します。遅れている項目は、理由を特定してから調整します。

OJTシートのテンプレート例

OJTシートは、次の列があれば十分です。スプレッドシートで作り、チームで共有する形が始めやすいです。

期間習得項目達成基準OJT内容担当確認日状況
例:1か月目開発環境の操作手順書を見ずに起動・ビルドできるペアでの環境構築OJT担当5月末未着手
例:3か月目レビュー付きでの小さな修正レビュー指摘が減っているチケットを独力で進めるOJT担当7月末未着手

列を増やしすぎないこともポイントです。入力が負担になると、現場で更新されなくなります。

OJT担当の負担と、教え方のばらつきを減らすコツ

  • 教える順番をそろえる:同じテーマは、同じ資料・同じ順で教える
  • 質問のルールを決める:「まず自分で調べて、ここまでわかった」を添えて相談する
  • 教える人を一人にしない:相談先を複数用意し、リーダーも進捗を見る
  • 基礎は外部研修に任せる:現場は、現場でしか教えられない内容に集中する

最後の点は、特に効果があります。OJT担当が基礎から教え直す状況を減らせるためです。

よくあるつまずき

  • 計画が目標だけで終わる:達成基準を「できるようになる」で終えず、見える状態で書く
  • 研修とOJTの重複:同じ基礎を、二度教えてしまう
  • リーダーが計画を知らない:配属先全体で共有しておく

まとめ

  • OJT計画は、外部研修の到達点を起点にして、配属後1か月・3か月・6か月を段階で設計します。
  • シートは、かんたんな列から始め、現場で更新できる状態を保ちます。

関連記事:「新入社員IT・技術研修の育成計画」「新入社員IT研修の効果測定・評価方法」

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