1. TOP
  2. お役立ち情報
  3. デザイン性の高いパースが描ける!Vectorworksを学んで建築・インテリア業界で働こう

デザイン性の高いパースが描ける!
Vectorworksを学んで
建築・インテリア業界で働こう

デザイン性の高いパースが描ける!Vectorworksを学んで建築・インテリア業界で働こう

完成イメージを立体的に表現する「建築パース」とは?

建築やインテリアに関わっていると、「パース」という言葉がよく出てきます。
パースとは建物の外観や内観を立体的に描いた透視図(Perspective・パースペクティブ)のことです。

このような商業施設や都市計画に使われる完成図の写真をご覧になったことはありませんか?
最近では工事現場の前を通ると、「〇月完成予定!」という言葉と共に看板として大きく貼りだされていたり、マンションや一戸建ての広告・チラシでも必ず登場します。

この画像も、もちろん実際に撮影した写真ではありません。
本物のマンションのように見えますが、コンピューターグラフィックスで描かれており、主に建築3DCADソフトを使用して作成されています。

主なパースの種類

パースは大きく2種類に分かれます。

1.外観パース

人の目から見たアングルで建物の外観を表現したパースを外観パースと呼びます。
こちらは一戸建て住宅のパースです。よく見ると部屋の中までしっかり表現されていますね。

2.内観パース

内観パースとは、人の目線の高さから表現した室内のパースのことです。
こちらは女性向けシェアハウスのリビングルームをイメージしたパースです。

このように、建築3DCADソフトを使用すると手描きのテクニックが無くても、平面上に遠近感(奥行)を出して建物の外観や室内を立体的に作図することが可能です。(あえて手描き風に見せることも可能です)

ここでは単にパースと書いていますが、
「建築パース」「インテリアパース」「CGパース」と呼ばれることもあります。

3Dで表現するので、さまざまな角度から建物を表現することも可能です。

デザイン性の高いパースが描ける
「Vectorworks」ってどんなソフト?

建築パース制作に最もよく使用されるソフトの1つがVectorworksです。

Vectorworks, Inc.(アメリカ)が開発するCADソフトで、日本ではA&A株式会社が販売しています。
建築業界ではもちろんのこと、土木・機械・工芸など幅広い分野で使われています。

AutoCADやJw_cadというCADソフトを聞いたことがある方も多いかもしれません。

Vectorworksとこの2つのソフトには大きな違いがあります。
AutoCADとJw_cadは「2D(二次元)CAD」で、線を使用して平面的な設計図面を作成します。
それに対してVectorworksでは立体的な図面を作成し、素材を付け、光と影を表現するなど
リアルな作図データ を作成することが可能です。

そのデータをもとに顧客へのプレゼンテーション等に利用することで、完成像をイメージしやすくなるので
実際の現場で非常によく使われています。

現在、Vectorworksには4種類の製品があり、それぞれ専門分野に特化した内容となっています。

Vectorworksシリーズ製品

  • Vectorworks Designer
    すべての機能を搭載し、様々な設計やデザインに対応。
  • Vectorworks Architect
    建築や内装業者向けで建設設計を支援し建築向けのライブラリが豊富。
  • Vectorworks Landmark
    都市計画や造園計画などに適し樹木などのライブラリが豊富。
  • Vectorworks Spotlight
    ステージや舞台照明設計に適しており、照明デザインのライブラリが豊富。

Vectorworksの添景を使ってリアルなパースを作ろう

Vectorworksでは人物や樹木などのモデリングは苦手でも、添景を使うと簡単にリアルな表現が出来ます。添景という機能は写真のパネルを配置するようなイメージの機能です。…

Vectorworksが活躍する仕事現場

Vectorworksはソフト特有のデザイン性の高さから、建築だけでなく、土木・工芸・家具・インテリア・ショーウィンドウデザイン・ステージ・照明・都市計画、店舗デザイン、商品デザインなど、さまざまな分野で使用されています。

また、求人検索してみると、インテリアデザイン事務所や家具販売会社、設計事務所、リフォーム・内装会社、店舗ディスプレイ専門の会社など多種多様な現場で需要があることがわかるでしょう。

PhotoshopやIllustratorとの組み合わせで
よりクオリティの高いパースが作れる!

Vectorworksだけでも3Dデータの作成は可能ですが、IllustratorやPhotoshopなどのグラフィック作成ソフトや写真加工ソフトと組み合わせることで、色合いや質感をよりリアルに表現することが可能です。

まずは下の画像を見てみましょう。

こちらはVectorworksで作成したバーの内観パースです。

ここに、Photoshopで色調補正を行ったり、光源をつけたり、人物を配置したりと、
より現実に近い状態にすることで、さらにクオリティの高いパースを作ることが可能です。

実務レベルのパース制作技術を身に付ける方法

Vectorworksは実務でよく使用されていますが、個人の方がいざ学習を始めようとしても、「環境がない!」「学ぶための教材がなかなか見つからない!」という場合がよくあります。

WinスクールならVectorworksを学習する環境が整っており、個人レッスンで学習を進めることができるので、全くの初心者の方でも内観パースや外観パースの制作を学ぶことが出来ます。

受講生はお得な学生版の購入が可能ですので、自宅でも学習環境を整えることが出来ます。

また、Vectorworksには1ヶ月間無料で使える評価版があります。
「Vectorworks 評価版」で検索するとすぐに出てきます。まずはPCにお試しでインストールしてみて、
どんなことが出来るか触ってみる…ということも気軽にできます。

ここまで沢山のパースをご覧になって頂きましたが、実はこの中には受講生の方が制作したパースも多く含まれています。未経験から学習をスタートし、実務レベルのパースを制作して就職を決めた方が全国のWinスクールに多数いらっしゃいます。

もし「こんなパースを作れるようになりたい!」と思われたなら、ぜひお近くの教室で「無料カウンセリング・受講相談」または「電話・オンライン説明会」にご参加ください。

関連記事