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「新しいことに挑戦してイラストレーター
としての活動の幅を広げたい」

グラフィックデザインコース卒業生の
瀬戸ひとみさんインタビュー

「新しいことに挑戦してイラストレーターとしての活動の幅を広げたい」グラフィックデザインコース卒業生の瀬戸ひとみさんインタビュー

シロクマをモチーフにしたイラストを制作されているイラストレーターの瀬戸ひとみさん。
シンプルな構図と鮮やかなカラーリング、哀愁漂うシロクマの表情が魅力的な瀬戸さんの作品はクレヨンで描かれています。

紙にクレヨンで描く技法でイラストを描かれていた瀬戸さんがWinスクールに通うきっかけはなんだったのでしょうか。イラストレーターとしての活動や、Winスクールで学んだこと、そしてこれからチャレンジしたいことについてお話を伺いました。

見たそのままを描いても、
見る人によって表情を変えるシロクマ

見たそのままを描いても、見る人によって表情を変えるシロクマ

ー 瀬戸さんはもともとシロクマがお好きだったのでしょうか?

これだけシロクマばかり描いているので、絵を見た人から「シロクマ好きなんですね!」と声をかけられるのですが、実は違うんです。

イラストレーターとして活動する前にイラスト教室に通っていたんですが、そこで、自由にモチーフを選んで表現する授業があったんです。その時に、たまたまシロクマを描いて、たまたま褒められたのがきっかけなんです。

以前、私の絵を見た、子供を連れたお母さんから「シロクマの母性愛を感じます」って声をかけられたんです。また、とある別の女性からは、「大らかで優しいシロクマですね」と言われたりして。

実は野生のシロクマって、とっても狂暴なんですね。

私は絵を描く際、シロクマの写真を見ながら描いているのですが、母性愛や優しさを表現しようと思って描いているわけではなくて、見たそのままを描いているんです。

だから、「見る人によって、こんなに感じ方が違うんだ!」という、受け手の感受性が、私にとってはとても興味深くて面白いなぁと思っています。

瀬戸さん個展

ー たしかに、瀬戸さんのシロクマには凶暴さよりも優しさを感じます。人それぞれ捉え方が変わるのは面白いですね。クレヨンで描かれているのにも理由があるのでしょうか?

これもたまたまなんですが、家具を見に行った展示の隣の会場での事。

とある障がいを持った方が描いた絵の展示会だったのですが、そこで私は生で初めて、誰かの絵を見て涙が出そうになる経験をしたんです。

絵を描くとき、全体のバランスを見ながら描いていくのが一般的な描き方だと思うのですが、その方は、紙とかなり接近した状態で、クレヨンをグルグルと描いていく手法で絵を描いていました。それがまた、何とも言えない絶妙なバランスを生み出していて、素晴らしかったんです。

クレヨンという単純な画材で、こんなに素敵な絵が描けるんだと知って、それからクレヨンで描くようになりました。

スクールに通うことでモチベーションを保ったまま学習を続けることができました

スクールに通うことでモチベーションを保ったまま学習を続けることができました

ー クレヨンで制作されていた瀬戸さんがパソコンを学ぼうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

イラストレーターとして活動をしていく中で、イラストを傘やTシャツなどグッズ化することも増えてきました。そこでPhotoshopやIllustaratorの操作が必要になってきたのですが、パソコンの操作ができる友人に何度かデータ作成を頼んでいたものの、やっぱり自分でできるようになりたいと思うようになりました。

一度は独学で頑張ろうと本を買ってみたのですが、独学ではモチベーションを維持することが難しくて、それでスクールに通うことを決めました。

ー なるほど!グッズ化するにはデータのやりとりが必要になりますよね。スクールの雰囲気や実際の授業はどうでしたか?

Winスクールに決めたのは、説明会へ行く前の電話対応がとても良かったから、というのが一番の理由でした。

また、個別指導の授業スタイルや距離感が、私にとってはとてもちょうどよく感じました。
ここではいろんな科目が習えるので年齢層が幅広く、落ち着いた雰囲気の中で受講することができました。

ー Winスクールで学んだことはイラストレーターの活動に生かせていますか?

年に何度か展示会に参加することがあり、今は個展を開催中です。ちょうど、スクールを卒業した後に展示会を企画していたため、学習したIllustratorとPhotoshopを使って初めて自分で作ったポストカードを配布しました。

新しいモチーフや技術にもチャレンジしていきたい!

新しいモチーフや技術にもチャレンジしていきたい!

ー これからの活動について教えてください。

紙媒体だと、描いて終わりになってしまいますが、一つ描いたらいろんなことに応用できる「データ」として、描いた絵を扱いたいなと、考えていました。前はそんなことをするのは難しいことだと思っていましたが、受講を終えた今、最近はiPadでイラストを描いてみようと試みています。人が「飛ぶ」姿が今すごく気になっていて。トランポリンをしている人、飛び込みの選手、スカイダイビングや、スケボーで飛んでいる姿なんかもカッコいいですよね。

シロクマは描き続けながらも、新しいモチーフや技術にもチャレンジしてみようと考えているところです。

ー ありがとうございました!さらなるご活躍を楽しみにしております。

瀬戸ひとみさん

瀬戸 ひとみさん
Winスクールなんば校 
グラフィックデザイナープロ
コース卒業
Instagramアカウント:@hitomi.laihu

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