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【Illustrator】
かすれ感のあるハンコを作ろう!

投稿日
2023.01.30
更新日
2023.05.12
【Illustrator】かすれ感のあるハンコを作ろう!
Shinobu

こんにちは! Shinobuです。

普段はグラフィックデザイナーやPCの講師として活動をしています。

はじめに

IllustratorやPhotoshopを使っている人であれば、必ずハンコやスタンプを作る日がやってくる…。

ベーシックなものを作れるようになったら、ぜひ試していただきたいのが「ニュアンスの作り方」です。「Illutstratorで作りました!感」から、脱出する第一歩として、ぜひ試してみてください。

ハンコのデザインを作ろう

※サイズやフォントは自由に設定してください。見本はCMYKで作成します。

まずはハンコの外枠となる円を、「楕円形ツール」で作ります。
カラーの設定ではMとYを「100」%とします。

MとYがMax100%の赤色を「金赤」と呼びます。朱肉のような赤色を演出することができますよ。

ハンコの外枠となる円を、「楕円形ツール」で作ります

円の中心に、「合格」と入力します。
ここではAdobe Fontの中にある「HOT-白舟古印体教漢 R」を使用しました。
より「ハンコ感」が出てイイ感じです。

円の中心に、「合格」と入力

メニューバーの[書式]-[アウトラインを作成]で、「合格」の文字をアウトライン化します。

アウトライン化のショートカットキーは【Ctrl+Shift+O(オー)】(Command + Shift + O

「合格」をアウトライン化

かすれ感を出そう

線と文字は、グループ化しておきます。

選択を一度解除して「ブラシツール」に切り替えます。メニューバーの[ウィンドウ]-[ブラシ]でブラスパネルを出して、下部一番左のアイコンから[アート]-[アート_木炭・鉛筆]をクリックします。

アート]-[アート_木炭・鉛筆]をクリック

「ブラシパネル」のリストから、「チョーク」を選択します。

「チョーク」を選択

線の色を白にします。ハンコの上を、ゴシゴシ塗っていきます。
見えなくなっても大丈夫です。

ある程度塗り終わったら、ブラシの線だけを選択し、グループ化します。

グループ化

ブラシの線を選択するのが大変な場合は、レイヤーパネルから選択すると便利です。レイヤーから選択する際は、下図の赤枠の〇が「」になっているか確認しましょう。

メニューバーから[ウィンドウ]-[透明]パネルを出します。

赤いハンコのグループと、白いブラシのグループの2つのオブジェクトを選択し、「透明パネル」から「マスク作成」をクリックします。

「透明パネル」から「マスク作成」をクリック

これを「不透明マスク」といいます。

かすれ感のあるハンコができあがりました!

かすれ感のあるハンコができあがりました

かすれ感を編集したい場合は、オブジェクトを選択し、「透明パネル」のマスクサムネイルをクリックします。ブラシで線を追加すると、かすれ感が追加されます。編集が終わったら、「透明パネル」の左側のサムネイルをクリックして終了します。

最後に…

デザインを変えれば、無限大。
応用して、「大変よくできました」ハンコも作っちゃいましょう。

洋風スタンプだってできちゃいます。
使用するブラシは「チョーク」以外でも可能ですので、他のブラシに変えて、ニュアンスの違いを試してみてくださいね!

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