こんにちは、Winスクール講師のMisonoです。 外部研修や教材制作を主に担当。最近ではSNS運用も担当しています。
※今回使用するPythonのバージョンは3.10.5です。
すでにWindows10にインストールがされているものとして今回の記事は進めていきます。
Django(ジャンゴ)とは、Pythonで実装されたWebアプリケーションフレームワークです。https://www.djangoproject.com/
最近では人工知能やデータ分析にPythonを使うことが多くなりました。
そのため、同じPythonで実装できるDjangoがよく使われており、求人情報も少しずつ増えている注目のWebフレームワークです。
ちなみに、Djangoという名はミュージシャンのDjango Reinhardt(ジャンゴ・ラインハルト)から由来しています。
Django公式WebサイトではDjangoの特徴について以下のように挙げられています。
- Ridiculously fast.(ばかばかしいほど速い)
- Reassuringly secure.(心強い安全)
- Exceedingly scalable.(極めてスケーラブル)
※スケーラブルというのは変化に対応しやすいという意味です。
今回の記事では公式ドキュメントのインストール方法を基に、DjangoをWindows10にインストールする手順を紹介します。
目次
Djangoのインストール手順
1.Windowsのデスクトップ上に作業用のフォルダを作成する
- 2.コマンドプロンプトを開き、作業用のフォルダに移動する
- 3.仮想環境を作成する
- 4.Djangoをインストールする
- 5.プロジェクトを作成する
- 6.開発サーバーを起動する
Djangoのインストール手順
1.Windowsのデスクトップ上に作業用のフォルダを作成する
まず、デスクトップに作業用のフォルダを作成します。今回はフォルダ名を「DjangoSample」とします。
2.コマンドプロンプトを開き、作業用のフォルダに移動する
cdコマンドで先ほど作成したDjangoSampleフォルダに移動します。
3.仮想環境を作成する
venvコマンドを実行します。「python –m venv DjangoSample」
「.\DjangoSample\Scripts\activate」コマンドを実行します。
venv環境が起動します。
4.Djangoをインストールする
「pip install django」コマンドを入力します。
Djangoのインストールが行われます。
5.プロジェクトを作成する
「django-admin startproject winschool」コマンドを実行し「winschoolプロジェクト」を作成します。
dirコマンドでwinschoolプロジェクトのフォルダが作成されたことを確認します。
続いてdirコマンドでwinschoolフォルダの中身を確認します(manage.pyとwinschoolフォルダがあることを確認)。
manage.pyと同じ場所にあるwinschoolフォルダの中身を確認します。
manage.pyはDjangoの操作を行うための管理コマンドが記述されているファイルです。
6.開発サーバーを起動する
DjangoSample\winschoolフォルダに移動し、コマンド「python manage.py runserver」を実行します。
コマンド実行後、開発サーバーが起動します。それではWebブラウザでアクセスしましょう。
Webブラウザからhttp://127.0.0.1:8000にアクセスします。
成功時には下記の画面が表示されます。
[Ctrl+C]でサーバー停止が可能です。
ここまでがDjangoのインストール方法です。
次回は実際にDjango内のファイルを触りWebブラウザに文字を表示させる内容をご紹介します。