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Wordの
空白ページを削除する方法とは?
原因と対策を解説

Wordの空白ページを削除する方法とは?原因と対策を解説
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謎の空白ページが、Wordの最後にできてしまう…

Wordあるあるだね。原因別に対策を解説しましょう!

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Wordで消したい不要な空白ページ、どうやって削除すればいいのでしょうか?
実は、原因別にそれぞれ対処法があります!

今回はWordで謎の空白ページを削除するための3パターン、その原因と対策を解説します!

Wordで最後に
謎の空白ページができる原因
「最後に表の挿入」

Wordで文書の最後に空白ページがなぜか出現して、消そうとしても消えないときに、まず確認してほしいことがあります。

Wordの最後に表を挿入していませんか?

実は、文書の末尾に表を挿入しているときに、謎の消えない空白ページができてしまうケースが多いです。
表の後ろに空白ページができている場合は、レイアウトの調整をすることで解決できる可能性があります。
最後に表の挿入をしている場合に空白ページを削除するための、代表的な方法を3つ解説しましょう!

対策①「隠し文字」にする

段落記号を「隠し文字」設定にすることで、空白ページが削除できる可能性があります。

1.Word文書を開いた状態で「Ctrl+Shift+8」キーを3つ同時に押します。
※Macの場合は「command+8」キーを2つ同時に押します。

「隠し文字」にする

Word文書上に編集記号が表示されるようになります。

2.末尾空白ページの「段落記号」をドラッグで選択し、右クリック→メニューから「フォント」を選択します。

「フォント」を選択

3.フォント設定メニューの中にある「隠し文字」にチェックを入れます。

「隠し文字」にチェック

4.もう一度「Ctrl+Shift+8」キーを押して段落記号を非表示にすれば空白ページが無くなります。

段落記号を非表示に

対策②「上下の余白の間隔」を調整する

上下の余白とは、プリントしたときに用紙の上下にある、あの空白のスペースのことです。この余白部分を現在よりも狭く調整することで、空白ページが消える可能性があります。

上下の余白を調整

1.Word文書を開いた状態で「レイアウト」タブをクリックします。
2.「ページ設定」内にある「余白」をクリック。
3.最下部の「ユーザー設定の余白」をクリックします。

ユーザー設定の余白

4.「余白」タブを開き、「」と「」の余白を現在よりも小さい数値に調節して「OK」を押します。

ページ設定

余白が狭くなり、ページ内に収めることができました。

ページ内に収める

対策③「行の間隔」を調整する

①②を試しても「空白ページが消えてくれない!」というときには、行の間隔を最小値に調整することで解決できることがあります。

「行の間隔」を調整する

1.末尾の空白ページをクリックして、カーソルを移動させます。
2.「ホーム」タブにある「段落」グループの右下にある矢印記号(段落の設定)をクリックします。
3.「段落ダイアログボックス」が出てきます。
4.ボックスにある「行間」から「固定値」を選択し、「間隔」を「1pt」に設定します。
5.「OK」ボタンを押して、変更を反映します。

行間設定

行間が狭くなり、ページ内に表が収まります。

表が収まる

ぜひ試してみてください!

表を挿入していないのに
空白ページができる場合の原因と対策

「えっ、表なんて挿入してないけど…?」

Word文書末尾に表の挿入をしていない場合、空白ページができる原因にはさまざまなものがあります。原因別に3つの対策を、それぞれ詳しく解説しましょう。また、どうしても空白ページを消せない場合のレスキュー対応もご紹介します。

「改行」を無意識に大量に入れている可能性があります

よくあるのが「気づいたら改行を無意識に大量に入れている」ケースになります。意外と「文書作成あるある」です。改行が原因かどうか一発でわかる方法を解説します!

1.Word文書を開いた状態で「Ctrl+Shift+8」キーを3つ同時に押して編集記号を表示させます。
※Macの場合は「command+8」キー
空白ページに段落記号()が表示されている場合、そこが改行です。

2.不要な改行部分をBackSpaceキーまたはDeleteキーで削除すると、空白ページが削除されます。

BackSpaceキーまたはDeleteキーで削除

「セクション」「ページ区切り」設定が入ってしまっている

こちらは原因がページの設定にある場合。
Wordでは「セクション」「ページ区切り」設定を入れると、その部分で強制的にページが切り替わる仕組みになっています。

何らかの原因で不自然な部分に「セクション」もしくは「ページ区切り」が設定されていると、空白ページがポッカリできてしまいます。確認する方法と対策はこちらです!

確認する方法と対策

1.Word文書を開いた状態で「Ctrl+Shift+8」キーを3つ同時に押して編集記号を表示させます。
※Macの場合は「command+8」キー

「改ページ」「セクション区切り」「———」などの記号が表示された部分で、ページ区切りが行われる設定になっていることが可視化できます。

区切りを消す

2.部分をBackSpaceキーまたはDeleteキーで削除すると、セクションやページ区切りを消すことができます。

消したい空白ページが削除できているか、確認してみてください!

「ナビゲーションウィンドウ」を使って空白ページを丸ごと削除する

なぜか文書の途中に空白ページが、複数発生している場合。
ナビゲーションウィンドウを使えば、空白ページを丸ごと削除することができます!

1.Word文書を開いて「表示」タブを選択します。
2.表示タブ内「表示」をクリック→「ナビゲーションウィンドウ」にチェックを入れます。
3.画面左にナビゲーションウィンドウが表示されるので、「ページ」の表示にします。
4.消したい空白ページを、ナビゲーションウィンドウで選択します。
5.Deleteキーを押して削除します。

Deleteキーを押して削除

「プリンター設定」空白ページの印刷を防ごう

「それでもどうしても空白ページが消えない!このWordは印刷して社内に配らなきゃいけないのに…」
そんな時には、プリンターの設定で空白ページを印刷しないよう調整することができます。空白ページをプリントする不毛な作業を防いで、省エネや作業の時短ができるレスキュー技です。

ただ、この技はWordではなく、プリンター側の設定が必要です。メーカーやプリンターによって操作方法が違うので、お使いのプリンターのマニュアルを参考に設定してみてください。

白紙ページ除外」「白紙節約モード」などのメニュー名で設定できますよ。

まとめ

Wordでできてしまう謎の空白ページを削除する方法を解説しました。

空白ページがなぜかできてしまう原因には、レイアウトや設定などいくつもの理由が考えられます。迷ったら「表を最後に挿入しているか?」から順にチェックしていって、効果的な対処を見つけてみてください。

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