ExcelでEnterキーを押しても、文章や数列が改行されないよ!?
セル内改行をスマートにできる方法を解説します
Excelを使って名簿や書類を作成するときによく困るのが、「文章や数列をWordのように改行できない」ことです。
セル内で改行して、見やすい書類を作るにはどうすればいいのでしょう?
今回は書類作成に役立つ!Excel改行のかんたん小技をご紹介します。
Excelのセル内改行は「Alt+Enter」
Excelでセル内改行をする方法は、実はとっても簡単で「Alt+Enter」を同時に押すこと。
Enterキーだけだと「下のセルへ移動」してしまいます。
セルの中で改行したい場合は、Alt+Enterキーの同時押し!
一度覚えてしまえば、もう大丈夫。
同時に覚えておくと役立つExcel小技3選
Excelでも改行して、セルにきれいな文章を収められるようになった!
Excelで文字列をきれいに改行する方法って、他にもあるの?
「Alt+Enter」以外にも、Excelで文字を見やすく表示する小技を3種類ご紹介します。
「折り返して全体を表示する」Alt→H→W
「長めの文章を入力すると、はみ出してしまって1つのセル内におさまらない…」
そんな時に役立つのが、「折り返して全体を表示する」機能です。ショートカットキーは「Alt→H→W」。
※Altから順に押します。
この「折り返して全体を表示する」機能は、メニュータブからも使うことができます。
ホームタブ>配置>「折り返して全体を表示する」
長い文字列も自動で折り返しできて、セル内の文字がすべて表示されました!
「縮小して全体を表示」
「セル内の文字がちょびっとだけ見切れて見づらい、かっこ悪い…!」
そんな時に役立つ機能が「縮小して全体を表示する」です。微妙に見切れる・はみ出る問題を、スマートに解決します。
まずは、Excel上部のメニューバーを操作しましょう。
ホームタブ>配置から『セルの書式設定』を開きます。
『セルの書式設定』メニューが出てきたら、次の操作を行います。
配置タブ>文字の制御>『縮小して全体を表示する』にチェックを入れてOKをクリック。
これで、微妙に見切れた長い人名やメールアドレスなどが、キレイにセル内におさまる形で表示されるようになりますよ。
CHAR関数を使う
Excelに慣れてきたら、関数も活用してみましょう!
改行に役立つのは、CHAR(キャラクター)関数を使った方法です。
まず最初に、必ず「Alt+H+W」で「折り返して全体を表示する」設定を有効にしてから、関数を入力します。
CHAR関数を使って改行したいときの、キホンの書き方はこちら。
=CHAR(10)
(10)は、セル内改行を指示する文字コードです。
このCHAR関数を使った改行が役立つのは、2つのセルの文字列を結合した上で、改行を行いたい場合。
たとえば下記のように、郵便番号と住所をそれぞれ別のセルに入力します。
C1セルに、CHAR関数を入力しましょう。
=A1&CHAR(10)&B1
郵便番号と住所が改行されて、文字列が結合されるようになります!
まとめ
Excelでセル内改行をスマートに行うための方法を、4つご紹介しました。
- Alt+Enterキーでセル内改行
- 折り返して全体を表示する→Alt+H+W
- 縮小して全体を表示
- CHAR関数を使用する
まずは上から順番に使いこなしてみるのがオススメです。
ショートカットキーや各種機能を活用して、Excelでの表や名簿、書類作成を、今よりさらにキレイにできるようになってみましょう!