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パソコンのスペックを確認したい!Windows10・Windows11・Mac【OS別】調べ方まとめ

投稿日
2024.01.18
更新日
2024.01.18
パソコンのスペックを確認したい!Windows10・Windows11・Mac【OS別】調べ方まとめ

パソコンを使うとき、スペックという言葉をよく耳にしますが、その意味を正確に理解している方は意外と少ないのではないでしょうか。パソコンのスペックはその性能を示すデータを指しますが、このスペックを知ることで、各パソコンに適している作業や新しいソフトウェアをスムーズに動かせるかどうかを判断できます。

この記事では、パソコンに詳しくない方でも会社や自分のパソコンのスペックを簡単に調べる方法をご紹介します。ぜひパソコン選びやソフトウェア導入の参考にしてみてください。

パソコンのスペックとは

パソコンのスペックを理解するためには、基本的な要素を知る必要があります。まずはこれからご紹介する5つの要素について知識を身につけましょう。

プロセッサ(CPU)

プロセッサ(CPU)は、パソコンの脳とも言える部分で、計算やデータ処理を行います。このの性能が高いほど、複雑な作業や重いソフトウェアもスムーズに動作します。

実装RAM(メモリ)

実装RAM(メモリ)は、パソコンが現在行っている作業を一時的に記憶する部分です。実装RAMが多いほど、多くのアプリケーションを同時に快適に使用できます。

オペレーティングシステム(OS)

オペレーティングシステム(OS)は、パソコンの基本的な操作を管理するソフトウェアです。WindowsやMac OSなどがあり、各OSには異なる特徴があります。

グラフィックボード

グラフィックボードは、画像や動画の処理を担当する部分です。この機能は性能が高いほど、動画編集やゲームなどのグラフィック重視の作業が快適になります。

ストレージ

ストレージは、データを保存する場所です。HDD(ハードディスクドライブ)とSSD(ソリッドステートドライブ)の2種類があり、容量が大きいほど多くのデータを保存できます。HDDは回転する円盤に磁気で、SSDはUSBメモリーと同じように内蔵しているメモリーチップにデータの読み書きをしています。とりわけSSDはHDDに比べて読み書き速度が速い特徴があります。

このように、スペックを構成する各要素はパソコン全体の性能に大きく影響を与えています。

Windowsでスペックを調べる方法

2024年1月現在、パソコンのOSがWindowsの方は、Windows10またはWindows11いずれかのバージョンを使っていると思います。ここではそれぞれのスペックを確認する操作ステップを解説します。

Windows10のスペック確認方法

Windows10では次の手順でスペックを確認できます。

画面左下にある「スタートアイコン」(Windowsマーク)をクリックします。

「設定」をクリックします。

「システム」をクリックします。

「バージョン情報」をクリックすると、プロセッサや実装RAM、バージョンなど、スペックが表示されます。

グラフィックボードを確認する手順は次の通りです。

デスクトップで右クリックします。

「ディスプレイの設定」をクリックします。

「ディスプレイの詳細設定」をクリックします。

「アダプタのプロパティの表示」をクリックすると、グラフィックボードの情報が表示されます。

ストレージを確認する手順は次の通りです。

画面左下の「スタートアイコン」(Windowsマーク)をクリックします。

「設定」をクリックします。

「システム」をクリックします。

「ストレージ」または「記憶域」をクリックすると、記憶域の使用状況が表示されるので、空き領域を確認できます。

またストレージがHDDかSSDかを調べるには、次の手順を実行してください。

Windowsキーを押しながらEを押し、「エクスプローラー」を開きます。

「PC」をクリックし、「テバイスとドライブ」欄にある「ローカルディスク(C)」を右クリックします。

「プロパティ」をクリックし、表示されたウインドウの「ツール」タブをクリックします。

「ドライブの最適化とデフラグ」欄にある「最適化」をクリックすると、表示されたウインドウでHDDかSSDかを確認できます。

Windows11のスペック確認方法

Windows11では次の手順でスペックを確認できます。

画面左下の「スタートアイコン」(Windowsマーク)をクリックします。

「設定」をクリックします。

「システム」をクリックします。

「バージョン情報」をクリックすると、プロセッサや実装RAM、バージョンなど、スペックが表示されます。

グラフィックボードを確認する手順は次の通りです。

画面左下にある「スタートアイコン」(Windowsマーク)を右クリックします。

設定をクリックします。

「システム」をクリックします。

「ディスプレイ」をクリックします。

関連設定にある「ディスプレイの詳細設定」をクリックすると、グラフィックボードの情報を確認できます。

ストレージを確認する手順は次の通りです。

画面左下の「スタートアイコン」(Windowsマーク)をクリックします。

「設定」をクリックします。

「システム」をクリックします。

「ストレージ」をクリックすると、内蔵ハードディスクの使用状況を確認できます。

またストレージがHDDかSSDかを調べるには、次の手順を実行してください。

Windowsキーを押しながらEを押し、「エクスプローラー」を開きます。

「PC」をクリックし、「テバイスとドライブ」欄にある「ローカルディスク(C)」を右クリックします。

「プロパティ」をクリックし、表示されたウインドウの「ツール」タブをクリックします。

「ドライブの最適化とデフラグ」欄にある「最適化」をクリックすると、表示されたウインドウでHDDかSSDかを確認できます。

Windows10とWindows11は画面の表示デザインが若干異なりますが、スペックを確認する手順はほぼ同じです。お使いのパソコンの主要なスペック情報を知りたいときは、ここまでお伝えした手順を実行してみてください。

Macでスペックを調べる方法

パソコンのOSがMacという方も多いと思います。ここではMacのスペックを確認する操作ステップを解説します。

Macのスペック確認方法

Macでは次の手順でスペックを確認できます。

デスクトップ画面上の「Appleマーク(リンゴマーク)」をクリックします。

表示されるメニューで「このMacについて」をクリックします。

「情報」タブでMacのスペックが表示されます。

グラフィックボードは「グラフィックス」の横に、その時点で使用中のグラフィックカードが表示されます。またストレージ情報を知りたい場合は、「ストレージ」タブをクリックします。

なお、ストレージがHDDかSSDかを調べるには、次の手順を実行してください。

先ほどお伝えしたスペック確認時の「情報」タブで表示される「システムレポート」をクリックします。

表示されたウインドウの一覧から「ハードウェア」欄にある「ストレージ」をクリックすると、「メディアのタイプ」にHDDかSSDが表示されています。

ご覧いただいた通り、MacはWindowsに比べるとスペックの確認が簡単です。

スペックの読み方と推奨スペックとの適合

パソコンのスペック情報を見つけることができたら、次はそれが実際に何を意味しているのかを理解できるようにしましょう。

スペックの読み方

下記は一般的なスペック情報の例とその意味について簡単な解説です。

例:Intel(R) Core(TM) i5-10400 CPU @ 2.90GHz、8GB RAM

プロセッサ(CPU): Intel(R) Core(TM) i5-10400 @ 2.90GHz

これは、CPUのブランド(Intel)、シリーズ(Core i5)、モデル番号(10400)、そしてクロック速度(2.90GHz)を示しています。クロック速度が高いほど、一般的に処理速度が速くなります。

実装RAM(メモリ): 8GB

これは、パソコンが利用できるメモリの量を示しています。メモリが多いほど、複数のアプリケーションを同時にスムーズに動かすことができます。

スペックがソフトウェアに与える影響

パソコンのスペックは、ソフトウェアなどのアプリケーションの動作に大きな影響を与えます。各ソフトウェアには推奨スペックがあるので、お使いのパソコンと比較することが大切です。

実際、お使いのパソコンのスペックが推奨スペックよりも低いと、ソフトウェアの動作が遅くなったり、正常に動作しなかったりする恐れがあります。またマルチタスクの実行(他のアプリケーションも同時に開いているなど)において、パフォーマンスが低下する可能性が否めません。

デザインやプログラミングの学習でソフトウェアを利用するときは、この記事でお伝えしている手順で、CPUの速度・メモリの量・ストレージの種類(HDDまたはSSD)など、主要なスペックを確認してみましょう。

推奨スペックよりも低い場合の対応事例

もし、推奨スペックよりもスペックが低い場合は次のような対応が理想です。

メモリのアップグレード:メモリを増やすことで、パフォーマンスが向上する可能性があります。ただメモリのアップグレードは、パソコンのモデルによってはできない場合や技術的な知識が求められることもあり、パソコンを買ったお店や製品のカスタマーサポートなど、専門業者に聞くことをおすすめします。

ストレージの交換:HDDからSSDに交換することで、読み書き速度が向上し、全体的なパフォーマンスが改善されます。とはいえストレージの交換は間違った手順を踏むとデータの損失や故障の原因になることがあり、パソコン修理や専門店に依頼した方が無難と言えます。

不要なアプリケーションの削除:バックグラウンドで動作する不要なアプリケーションを削除することで、リソースを節約できます。これは比較的簡単な作業ですが、どのアプリケーションを削除すれば良いかわからない場合は、パソコンスクールの先生やパソコンについて質問できるネット上のコミュニティなど、専門家に相談してみましょう。

まとめ

スペック情報は、新しいソフトウェアを利用するときやパソコンのアップグレードを検討するときに重要な基準となります。現在、自分が使っているパソコンは、何ができて何ができないのか?それを知ることで、パソコンのパフォーマンスを最大限に引き出すことが可能です。

またスペック情報を自身で調べることは、パソコンに慣れるだけでなく、問題が発生したときのトラブルシューティングにも役立ちます。仕事や学習において効果的にパソコンを使うためにも、この機会にスペックに関する知識を深めていきましょう。

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