今まで一度も参加したことはないけれど、自分もやってみたい!柏校でWEBプログラミングマスター講座を受講された中神さんは、第4回デザインコンペ(2023年11月1日から2024年1月15日まで開催)に応募し、見事ファイナリスト(アートポスター部門/受講生・卒業生部門)を受賞されました。
この記事では、中神さんがWinスクールで学ぶようになったキッカケやデザインコンペを振り返ってのインタビューの様子をお届けいたします。
目次
夫の後押しがキッカケでWinスクールに入学
会社を経営している夫から「ホームページを作ってほしい」と言われたことがキッカケでWinスクールに通うことになった中神さん。当時の様子を伺いました。
ーーWinスクールを選んキッカケは何だったのですか?
中神さん:勤めていた会社を退職したとき、夫から「会社のホームページを作ってほしい」と言われたのですが、作り方を知らなかったのでその機会に勉強しようと思いました。数ある学びの場所からWinスクールを選んだのは、夫が色々と調べて(「Winスクールはどうか?」と)勧めてくれたことが理由です。
久しぶりに通学するという生活は、ワクワク感があってとても楽しかったですね。ただはじめて学ぶ内容でしたので、わからないことばかりで、きちんと予習復習しないと追いつかないと思いました。それで、自宅でもソフトを準備しました。
ーーWEBプログラミングマスター講座を受講されていましたが、受講時の印象を聞かせてください。
中神さん:デザインからコーディングまで(ホームページ制作を)幅広く学ぶ講座だったのですが、受講前は、Illustrator(イラストレーター)やPhotoshop(フォトショップ)というツール自体を知りませんでした。それでも全くのゼロからのスタートであり、夫にも後押しされたので、頑張ろうと思いました。
実際に受講し始めて、自分が入力したhtmlやcssが画面に反映されたときは本当、感動しましたね。ただ当時はコードがわからなくて、IT系で働く子どもに聞くなど、かなり苦戦しました。今でもJavaScriptやphpは苦手ですけどね。
ーー通学時のスケジュールを教えてください。
中神さん:会社を辞めてからは比較的、時間があったのでゆとりを持って通学できました。火曜日と金曜日の午前中の授業でしたが、スクールに行く前は家事があるので、お昼過ぎ(13時頃)に帰宅して夕方以降やスクールのない日を中心に予習復習するようにしていました。
途中、挫けそうになったこともありますが、卒業まで週2回のペースでしっかり通わせていただきました。
- 朝方~ 家事など
- 午前中 スクール
- 13時頃 帰宅
- 夕方~ 予習復習
はじめてのデザインコンペ
持ち前のチャレンジ精神でデザインコンペに応募された中神さんですが、こうしたコンペの応募は今回が初めてだったそうです。作品のコンセプトや制作時の様子を伺いました。
ーー制作にあたっての感想と作品のコンセプトを教えてください。
中神さん:ポスターをどうやって制作すればよいのか、アイデアを出すのが難しかったですね。デザイナーの方々はどのような工程で作っているのか?(世の中では)どんなポスターが必要とされているのか?など、すごく考えました。
それで私が出した結論は、漫画風のデザインでした。漫画を描いた経験は一度もないのですが、漫画家の西原理恵子さんの作品が好きでよく読むので、その影響かもしれません。
コンペの課題が「受講生が見て安心するようなポスター」だったので、「今は上手くできなくても大丈夫だよ!」みたいなメッセージが伝わればいいなと思いました。それで写真を使ってデザインしようと思って素材を探しているとき、頭の中で急にライオンや虎が浮かんできて、この作品になりました。
ーー制作にあたって苦労した部分はありますか?
中神さん:全体の枠組みにとても苦労しました。特に2段目の虎のワッと衝撃を与える描き方が難しかったですね。Illustratorで作ったのですが、すでにある素材を重ねたのではなく、一つひとつ丁寧に作ることを心がけました。
ーーコンペ作品の制作はどのようなスケジュールで臨んだのですか?
中神さん:2023年11月1日に募集開始という告知を見て、すぐに応募を決めました。しかし、イラストレーターの操作が一番自信なくて、まずは講座で習ったことを一から振り返りました。
本当はすぐにでも制作に取り掛かろうと思ったのですが、アイデアがなかなか思い浮かばなくて、この(応募作品の)デザインにしようと思ったのは12月に入ってからです。
デザインが決まったので早めに提出しようとは思ったものの、今度はIllustratorで描いた絵が納得いかなくて、結局、写真を使うことにして、12月の半ばくらいにようやく完成しました。
講座受講やデザインコンペを振り返って
紆余曲折がありながらも作品を仕上げ、見事スクールファイナリストを受賞した中神さん。Winスクールでの学びやデザインコンペの参加は、中神さんにどのような変化をもたらしたのでしょうか。
ーーWinスクールの講座を受講する前と受講した後で心境の変化はありましたか?
中神さん:それまで自分から何かにチャレンジするのは、恥ずかしいという気持ちがありましたが、今回コンペに参加したことで色々なことにチャレンジしていきたいと思うようになりました。講座受講時からコンペも含め、たくさんサポートしていただきありがとうございました。
ーーデザインコンペを振り返っての感想をお願いします。
中神さん:繰り返しになりますが、Illustratorが一番苦手だったので、コンペに参加したことはむしろ、きちんと復習する良い機会だったと思っています。おかげでスクールに通っていた当時はわからなかったことが、理解できるようになりました。
また今後は、作品づくりにおいてやりたい作業を調べなくてもできるようになりたいと思います。
ーーデザインコンペの受賞者には賞品(Amazonギフト券)が贈られますが、使い道を教えてください。
中神さん:液晶タブレットが欲しいので、その資金の足しにしたいと思っています。
実を言うと、今回コンペに参加したことを家族に伝えていませんでした。でも賞をいただいたのでみんなに伝えると、驚きと同時に喜びもあって、私自身とても貴重で嬉しい体験となりました。
審査員の寸評
大変ユニークな、明るく大胆な色使いとダイナミックなレイアウトで、目を引く作りです。漫画風の吹き出しや「What!?」という大きな疑問符や「柔能剛制ですぞ」というキーワードはくっきりと見やすくレイアウトされていて見た人の興味や好奇心を掻き立てます。受講生が教室でふと見て気持ちが明るくなり、引き続き、学習を頑張ろうという気持ちになっていただけそうです。アドバイスするとしたら、小さい文字が少し視認性が悪いので大きくしたりフォントを変えること、背景色が少し忙しい印象を与えるので、シンプルなデザインに変更することでメッセージの明確さを増すことができると思います。
担当講師(Winスクール柏校)からのコメント
この度はご受章、誠におめでとうございます。
難しい課題に対しても 諦めずに落ち着いて取り組まれる中神さんの挑戦意欲と疑問に対して真摯に向き合う姿勢に心を打たれました。
これからも色んな事を楽しく学んで、柔軟に活かされる事を期待しております。
WEBデザイナーとして活動したい
頑張って復習を続けたことがスキルアップにつながった中神さんに、その後の活動状況を伺いました。
ーーWinスクール卒業後はどのような活動をされていらっしゃるのですか?
中神さん:私が利用している美容室のオーナーからホームページを作りたいという依頼があり、実際に作らせていただきました。今後はWEBデザイナーとして活動していきたいので、今は広告の出し方やランディングページの作り方も学んでいます。 (美容室からは)更新したいと言われているので、ランディングページも作らせてもらえるか提案しようかと考えているところですが、まだ一つ(美容室のもの)しか作っていないので、これからも講座で習ったことを振り返ったり、他の講座を受講したりしてスキルアップに努めていきたいと思っています。
おわりにーー
Winスクールでは今後もデザインコンペを開催する予定です。当スクールの卒業生だけでなく、外部の方でも気軽に参加できます。
とりわけデザイン制作の経験が浅い方は、コンペに参加するだけでもスキルアップにつながります。また中神さんのように全くのゼロから学び、賞をとることも決して高いハードルではありません。
講座で学んだ実力を試したい!デザイン業界で活躍したい!という方は、デザインスキルを高めて仕事にしていくためにも、こうしたコンペにぜひチャレンジしてみてください。