こんにちは! Shinobuです。
普段はグラフィックデザイナーや講師として、大阪を中心に活動をしています。
今回は、AfterEffectsを使い始めたころに、初心者さんが必ずと言っていいほど悩んでしまうことをまとめてみました!
ぜひチェックしてみてください!
データ構成がわからない
IllustratorやPhotoshopなど、他の編集ソフトを使っている人だと、新規作成でアートボードを作り、保存をする。というイメージを持っていると思います。
その感覚でAfterEffectsを使い始めると、最初に戸惑うのがデータの構成方法です。
AfterEffectsのデータ構成としては、まず大枠として「データ名.aep」という拡張子のつくAfterEffectsのデータであるプロジェクトファイルがあります。
このプロジェクトファイルの中には、フッテージと呼ばれる素材(画像・動画・音楽)や、コンポジションと呼ばれる小さな箱を保存することができます。
まずソフトを立ち上げると、このような画面が表示されます。
これは、すでに新規のプロジェクトファイルを作る準備がされている状態です。
プロジェクトファイルの名前を付けずに、いきなり作業開始ができる、といった段階でしょうか。
AfterEffectsの動画編集では、コンポジションの中にフッテージを入れないと編集ができません。
ですからこの画面だと、まずは新規コンポジションをクリックする、というやり方を想定して表示されているのだと思います。
私はまずフッテージを読み込みたいことが多いので、フッテージの読み込み作業から取り掛かっています。
パネルの役割がわからない
プロジェクトパネル
ここには、プロジェクトファイルに読み込んだすべてのフッテージが格納されています。素材置き場のような場所ですね。
コンポジションパネル
先ほど、コンポジションと呼ばれる小さな箱にフッテージを入れる、と説明しました。
コンポジションパネルでは、コンポジションのタイムラインに入っている動画を確認することができます。
レイヤーパネル
コンポジションの中にフッテージを入れると、レイヤーとして格納されます。
一つひとつをダブルクリックすると、レイヤーパネルが表示されます。
これは、レイヤーの中身を見ている、ということになります。
操作によっては、レイヤーパネル上でしかできないこと、コンポジションパネル上でしかできないこと、などがあります。
「やりたい操作ができない、どうして?」と、悩むことの大きな原因となりますので、いま何のパネルを開いているのか、パネルの表示をよく確認して操作をするというクセをつけておきましょう。
時間の読み方がわからない
タイムラインの左側、これを「タイムコード」と呼びます。
タイムコードの一番右側は「秒」ではなく、「フレーム数」が表示されています。
動画は、1秒間に何枚の静止画が入っているかを設定することにより、その動きの滑らかさを変更することができます。
例えば、コンポジションの設定でフレームレートを「24fps」にすると、1秒間に24枚の静止画が格納されている、ということなので、「23フレーム目」の次は、「1秒」と繰り上がることになります。
アンカーポイントって?
アンカーポイントは、オブジェクトの軸足のような役割を持っています。
オブジェクトを拡大縮小、回転させたい!という時に、アンカーポイントを軸にして動きます。
必要に応じてアンカーポイントの位置を変更する必要がありますが、アンカーポイントは選択ツールで触ることができません。
ツールパネルの、アンカーポイントツールを選択してから触ってください。
背景の色はコンポジションで設定した色じゃないの?
コンポジション設定で、背景色を選択する項目があります。
ここで色を選択すると、編集中はその色を反映してくれるので気にもしない部分です。
しかし、編集が終わって書き出しをしてみると、「あれっ…?背景の色が消えてる…?」ということに気が付きます。
コンポジションで設定した背景の色というのは、「編集しやすいように色を一時的につけておきますよ」という意味合いであり、実のところ透明なのですね。
ですから、背景が必要という場合は、平面レイヤーで背景を作る必要があるんですね。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
「そうそう、これずっと悩んでたんだよね!」というトピックはありましたか?
私自身、IllustratorなどのAdobe製品の利用歴が長いがゆえに、初めてAfterEffectsを触った時に、UIが違いすぎて混乱してしまった経験があります。
似たようなツール、名前。似てるのに違う機能などなど、たくさん悩まされました。
今回は私自身が悩んだことのある実体験をとおして記事を書いてみました。
今後は、スキルアップできるようなチュートリアルなどもご紹介できたらいいなと考えています。
どうぞおたのしみに!