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60代から始めるDX!社会貢献でセカンドキャリアが充実! 

60代から始めるDX!社会貢献でセカンドキャリアが充実! 

AIブームに便乗して社会的課題を解決したり、アナログな現場の効率化に貢献したりしたいという想いから、「DX・ビジネスアーキテクト養成講座」と「Web&UI/UXデザイナー養成講座」の2講座を受講された雪岡雅さん(以下、雪岡さん)。 

この記事では、60代になっても持ち前の行動力でデジタルスキルを高めようとチャレンジし続ける雪岡さんのインタビューをお届けします。 

セカンドキャリアや定年後の人生に新しい選択肢を広げる「学び直し」のあり方について、ぜひ雪岡さんのメッセージを受け取ってください。 

直感で決めたWinスクールへの入学

長年に渡ってさまざまな企業・部門で活躍してきた雪岡さん。60代になっても学ぶ姿には感服しますが、Winスクールに入学したきっかけや講座を受講してみての感想など、当時の心境を伺いました。 

雪岡さん:「DX・ビジネスアーキテクト養成講座」は、私自身この分野に詳しくなくて、質問しようにも業界の言葉も知らないし、何をどう聞けばいいのかわかりませんでした。でも先生がちゃんと話を聞いてくれて、「雪岡さんのわからないことはこういうことですか?」と丁寧に汲み取りながら一緒に考えてくれるのがありがたかったですね。 

もともとDXにチャレンジしようと思ったのは、障害者福祉に関わることがあり、その中でまだまだアナログな部分が多いなと感じていたことが背景にあります。 

たとえば、発話が難しい子どもや気持ちを上手く伝えられない子どもがいるとき、昨今ブームになっているAIの力でそうした子どもたちをサポートするツールが作れたらいいなと思っていました。 

また、福祉の現場はまだまだ紙の書類や口頭での伝達が多く、それらをデジタルで効率化してデータを分析。さらにAIを使ってもっと良い仕組みができたらみんなが楽になる!という想いが強いですね。 

なので、まずは自分がそういう知識やスキルを身につけなければと考えたのが、「DX・ビジネスアーキテクト養成講座」を受講したきっかけです。 

Winスクールはいろいろ探す中でホームページを見たとき、直感で「いいな」と思いました。実際、カウンセラーの方も親身になってくれて安心しましたし、教材を見たときも「これならやっていけそうだな」と思いました。 

もちろん、つまずきもそれなりにありました。もともと得意分野ではないので、全てがスムーズに運んだわけではありません。 

それでも、次回の授業までに先生への質問をまとめておいて、授業ではしっかり解消するようにしていました。先生には「モチベーションが高くて大丈夫そうですね」と言ってもらえて、苦手な部分も続けることができました。 

DXって聞くと難しそうに感じる方が多いと思います。でも実際に学んでみると、Winスクールは、自分にはちょうどよかったですね。完璧じゃなくても、まずはやってみよう!という気持ちで一歩踏み出して本当に良かったなと思っています。 

世界が変わった自動化・効率化 

雪岡さんは、講座の受講時はまだ前職の会社に在籍されていました。そのため、授業で習ったことを実践してスキルアップを実感できたと言います。 

雪岡さん:講座を受講したことで自信はつきましたね。 

事実、在職中に「本当はやってみたかったけどできなかったこと」にようやく手をつけられたんです。たとえば、マクロを作ったり、Pythonで簡単な自動化のプログラムを書いたり、形にすることができました。 

一番「おおっ!」と思ったのは、今まで1時間ぐらいかかっていた作業が、自分で作ったプログラムを動かしたら5秒で終わったときです。そのときは「うわっ!自分の手でこんなことができるんだ!」と感動しましたね。 

ただ、ちょっと寂しい話もありました。私が会社を辞めるタイミングで仕事を設計部門に引き継いだのですが、彼らは違うツールを使っていて、私が作ったマクロやPythonは不要とのことでした。「10年かけて改善してきたものを10年前のやり方に戻す」みたいな話で心が折れそうになりましたね(笑)。 

それでも、自分自身で業務を自動化できたので、学んでよかったと思っています。 

デザインは苦戦しながらも完走 

テーマによっては得意不得意があり、国語や算数は“論理”や“手順”がわかればできるけど、美術や音楽みたいに「センス」が問われるものは苦手という雪岡さん。デザインのように感覚的なものはやはり難しかったとおっしゃいます。 

雪岡さん: 「DX・ビジネスアーキテクト養成講座」の後に「Web&UI/UXデザイナー養成講座」も受講しましたが、こちらは正直かなり苦戦しました(笑)。 

DXの方は日曜日に受講しており、担当の先生は本当に親身になって教えてくれたので私にとってはとても大きな存在でした。なので、同じ先生なら「Webデザインもやってみようかな」と思って受講を決めたんです。 

でも、さすがに難しくて、もし最初にWebデザインから始めていたら挫折していたかもしれません。特にFigmaが難しかったですね。 

Figma自体はすごく便利なツールだと思いますが、バージョンアップに追いついていけず、テキストの説明と画面が違っていました。 

それで「このボタン、どこにあるんだろう?」と探すのに時間がかかり、ネットで検索しても情報が古く見つからず。結局「先生、もうムリです! このボタンどこですか?」と聞いて一緒に探してもらうことで解決しました(笑)。 

なので、デザインに関しては、ついていくので精一杯でした。 

ただ「とりあえず最後までやり切ろう」という意地もあり、なんとか完走できました。そういう意味では、先生との相性はとても大事ですね。 

余裕を持ったスケジュールでスキル習得 

雪岡さんは学習時間に余裕があったから無事に卒業できたともおっしゃっています。実際、どのような環境だったのでしょうか。当時の様子を伺いました。 

雪岡さん:私が受講していたときは、実は仕事がもう引き継ぎフェーズに入っていて、ある意味「辞める前提」で動いていました。なので、時間的な余裕が多くDropboxやOneDriveに教材や課題を入れておいて、一人オフショア開発みたいな感じでどこでも作業していましたね。 

でも、もしこれが通勤時間などスキマ時間で勉強しようとしたら、かなり厳しかったと思いますね。自分の場合は、会社まで往復すると3時間かかっていましたから、その時間だけでは理解できなかったと思います。 

通勤中はYouTubeで解説動画を聞いたり、本を読んだりしていましたが、年のせいか目が疲れやすく20分くらいでしんどくなってやめてしまいます。 

だから「耳で聞いてから画面を戻して確認して、またメモを取って」みたいに、ちょっとずつの積み重ねでした。音声だけで理解できるような講座がもっとあれば、本当に助かるなって思いましたね。 

受講後の満足度は?  

実際に講座を終えて、雪岡さんの心境はどのように変化したのでしょうか。今回の学び直しを全体的に振り返っていただきました。 

雪岡さん:授業を受けてみて一番楽しかったことは、「できなかったことができるようになった瞬間」 です。シンプルに「勉強って楽しいな」って思えました。 

若い頃にプログラムに触れたことがありましたが、当時はFORTRANとかBASICとか古い言語で、あまり役に立てることができませんでした。 

でもPythonが頭角を表してきて、さらにChatGPTが登場したときに、試しに「これどうやるの?」と聞いたら、Pythonのコードを書いてくれてそれをコピペしたらちゃんと動いたんです。そのときにすごくワクワクしましたね。 

今回の学び直しは、「過去の自分へのリベンジ」 みたいなものです。それが仕事になるとか、就職に直結するかとか、そういうことは一旦置いて、昔できなかったことが今できるようになって満足したというか少し肩の荷が下りた気がしています。 

恐らく、自分みたいに「昔、挫折したことがある」とか「もう一度ちゃんと学び直したい」と思っている人って意外と多いんじゃないかなと思います。 

それは大学に入り直したり、資格を取ったりするのと同じで、人生のどこかでやり残したことにもう一度向き合うこと。自分の場合は、たまたまそれが学び(Winスクールの講座)だっただけで、人によっては趣味や旅行という方もいるでしょう。 

それに、勉強ってコスパが良い(笑)。体力がなくても、お金がなくても、本や動画でずっと楽しめます。「学問は貧乏人の暇つぶし」なんて声も聞きますが、まさにそうで、自分にとっては最高の暇つぶしです(笑)。 

DXで充実したセカンドキャリアを形成 

雪岡さんは、Winスクールで学んだ2講座のスキルをどう活かしているのでしょうか。近況やセカンドキャリアについてお尋ねしました。 

雪岡さん:正直に言うと、今はまだ「仕事に活かせている」と胸を張って言える状態ではないですね。 

前職を辞めるタイミングで国が実施しているIoTシステム技術の職業訓練コースも始めましたが、IoTの入口というかシステムを作る側の内容が中心で、自分がやりたかったユーザーの使いやすさを追求するものではなかったんです。 

それで、今は地元の社会福祉法人にアプローチして法人内の業務や広報、IT活用などで貢献できたらと考えています。たとえば、Excelマクロ・Power Automate・Power BIなど、Winスクールで学んだことが現場の効率化に役立てられたら嬉しいですね。 

社会福祉法人に対しては、IT投資にお金をかけにくいので補助金や助成金を活用してコストを抑えつつ現場で働く方が少しでも楽になったらいいなという想いもあります。 

いろいろ語りましたが、今は勉強したことを活かす準備段階ですね。でも、夢としては「ユーザーに近い現場の困りごとをDXで解決する人」になりたいと思っています。 

おわりに

最後に、受講前の自分に声をかけるとしたらどんな言葉が適切か?また、雪岡さんと同じような方やWinスクールの講座受講を検討されている方に向けてのメッセージをいただきました。 

雪岡さん:受講前の自分にかけたい言葉はシンプルです。「完璧な準備なんていらない。まずやってみろ」と言いたいですね。 

Winスクールの講座は、初心者でもちゃんと寄り添ってくれる環境が整っています。もちろん、講座を終えれば必ずしも「バラ色の就活が待っている」わけではないのですが、達成感や勉強の楽しさは間違いなく味わえます。 

また、スキルを身につけたからといって、全てを自分一人で作っていくわけではありません。DXは、実際に現場の課題が何なのか把握した上で、さまざまな部署と連携しながら解決していくものです。 

でも自分自身、学び直しのきっかけを与えてもらえました。まだゼロベースですが、今後は現場に溶け込みながらデジタルスキルを役立てていきたいと思っています。 

雪岡さん、インタビューにご協力いただきありがとうございました。年齢にかかわらず夢に向かって突き進む雪岡さん。まだ「夢の途中」であっても、誰かの役に立てるようにこれからも学び続ける姿勢が素敵ですね。 

本記事でご紹介した雪岡さんの言葉の一つひとつが、これから新たな一歩を踏み出す誰かの背中を押してくれることでしょう。 

若者だけでなく50代・60代からでも学び直しを考えている方は、ぜひWinスクールをご検討ください。まずはカウンセリングであなたにぴったりな講座や学習スタイルを導き出します。 

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