
Illustoratorのペンツールだけでイラストを描くのは大変…
ですが、図形ツールで描いたオブジェクトをもとに様々な機能を使って変形させることによって、ペンツールが苦手な人も簡単にきれいなイラストを描くことができます!
今回は紅葉の秋にちなんだイラストで使い方をご紹介します。
このページの最後に動画による操作の解説や便利なショートカットも載せていますので、ぜひ最後までご覧ください!
Step1
楕円や多角形ツールで基本となる図形を描きます

もみじの葉っぱを描いてみましょう。
まずは楕円形ツールで細長い円を描き、パスツールを使って変形させます。
①下方のアンカーポイントをAlt(option)キーを押しながらクリックし、スムースポイントからコーナーポイントに変更。
②上方のアンカーポイントはCtrl(⌘)キーを押しながらクリックするとハンドルが表示されるので、
③Alt(option)キーを押しながらハンドルの先端を動かして形を整えます。
Step2
回転ツールを使ってオブジェクトをコピーします

回転ツールを選択すると、オブジェクトの中心が基準点となっています。
Step1で描いたオブジェクトの下方を中心にコピーしたいので、回転の基準を変更します。
①基準にしたい箇所をAlt(option)キーを押しながらクリック。回転のダイアログが表示されます。
②角度:35°
③コピーをクリック
④操作を繰り返し、3つ分コピーします。
Ctrl ( ⌘ )キー + Dで変形の繰り返しができます。
⑤サイズを縮小したりして好みの形に整えます。
Step3
リフレクトツールで反対側へコピーします

Step2で出来たオブジェクトを、リフレクトツールを使って反対側にコピーします。
先ほどの回転ツールと同じく、反転の基準点を設定します。
①Alt(option)キーを押しながらクリックし、基準点を変更します。
②垂直方向にチェックを入れ
③コピーをクリック
Step4
パスファインダーで
オブジェクトをひとつに合体させます

全てを選択し、パスファインダーパネルの合体をクリックします。
合体してしまうと元に戻せなくなるので、後々修正する可能性がある場合は、Altキーを押しながら合体をクリックし複合シェイプにしておきましょう。
Step5
パスツールで茎を描き、色を塗って完成!

今回はグラデーションで色を塗ってみました。
他にもいろいろな図形を組み合わせたりアレンジして、イラストを描いてみましょう。
動画による解説はこちら
今回使用したショートカットキー
※英数字入力状態にして使用してください
ツール
- L…楕円形ツール
- V…選択ツール
- P…ペンツール
- R…回転ツール
- O…リフレクトツール
ペンツールを選択中に以下のキーを押すと、パスが編集できます
- Alt (option)…押している時だけアンカーポイントツールに切り替わる
- Ctrl (⌘)+クリック…ハンドル表示
- Ctrl (⌘)…押しながらアンカーポイントやハンドルを動かせる
その他
- Ctrl (⌘)+ A…全て選択
- Ctrl (⌘)+ D…変形の繰り返し
いかがでしたでしょうか?
ペンツールをあまり使わなくても基本図形をベースにイラストを描く方法をご紹介しました。Illustratorにはたくさんのツールや機能があります。使い方を覚えればいろんなイラストを自在に描けるようになります。
Illustrator講座の受講もぜひご検討ください!