
会議資料やアンケート結果を示す際に、Excelのグラフ機能を用いることはよくあります。ただ数字を並べた表で見せるよりも視覚的に結果や重要な数値を認識できるので、相手にもしっかりと意図が伝わります。
しかし、一見わかりやすいと思うグラフでも、使い方を間違えると本来の意味と違う捉えられ方をしてしまったり、伝えたいことがきちんと伝わらないグラフになってしまいます。Excelのグラフ機能ではさまざまなアレンジが可能なので、少しの工夫でしっかりと意図が伝わるグラフの作成を目指しましょう!
あれ?何か変だ。
Excelでグラフを作成するときは、まずは表を作成します。今回はこちらのデータを使いましょう。

ひと月あたりの新車の販売台数をカラー別に示した表です。どうやら黒が人気のようです。
さっそく円グラフにしてみます。

あれ?人気は黒と白のはずだけどこれだと分かりにくいですね。
Excelが自動で色の設定を行ってくれるので便利ですが、これでは何色が人気なのかよくわかりません。
適切な色に変えてみる
Excelのグラフ機能では、それぞれの要素を好きな色に変更することができます。たとえば、円グラフであれば、色を変えたい部分をクリックし、「データ要素の書式設定」から任意の色を指定できます。

おお、これだと黒と白とシルバーが売れ筋だと分かりますね!
今回のような、色別の販売数をグラフにする場合、数値と色を合わせることでビジュアルで販売数の割合を示すことが可能になります。少しの工夫で資料のクオリティがアップします!ぜひ試してみてください。
Excelの自動機能は便利だが困ることも
場合によっては手直しが必要
目的を理解し、資料を作成することが重要です。自動の機能はうまく使って下さい。まさに落とし穴。