
受講を希望されるお客様にWinスクールがどのようなスクールで、どういった講座を扱っているのかをご紹介するパンフレット。
その時代に合わせて柔軟にカリキュラム内容を最新のものに更新していくことで、授業の質を保つWinスクールではもちろん、パンフレットもカリキュラムに合わせて、定期的にリニューアルしています。
そこで、Winスクールのパンフレットができるまでの一連の流れを制作担当ディレクターから、制作の現場では実際にどのような工程や業務があったのかをご紹介します。
これからデザイナーや広告関連のお仕事を目指される方にぜひ、現場の仕事がどういったものかをお伝えできればと思います。
ディレクター紹介

広告代理店の株式会社プロモの西端です。
第1回目は、クライアント(Winスクール)へのヒアリング~課題の整理についてご紹介します。
ヒアリング

今回のパンフレットに限らず、制作に関わる案件の依頼や提案があった場合に、まず行う作業として「ヒアリング」があります。
ヒアリングは、クライアント(今回の場合はWinスクール)のパンフレットリニューアルに期待される課題や要望を整理して、正確にカタチに(デザインに)していくための非常に重要な作業です。
クライアントのことを理解するためのヒアリング
まずは、クライアントのことやその業界のことを理解することからはじまります。
クライアントのサービス(や商品)の特長やその業界の特徴、ターゲット像やターゲットのニーズをしっかり理解します。
例えば、以下のようなものが挙げられます…
- サービス内容
- サービスの特長、強み
- 業界の特徴やポジション
- ターゲット(年代、性別、職業、エリアなど
- ターゲットのニーズ
今回の案件に関するヒアリング
クライアントのことや、業界のことが把握できたら、次は案件(今回はパンフレットのリニューアル)に関するヒアリングで、クライアントの持つ課題や要望を理解します。
例えば、以下のようなものが挙げられます…
- 今回、リニューアルをすることになった背景は?
- 今のパンフレットで不足している要素は何か
- 新パンフレットに追加したい要素は何か
- デザインの希望
- 納期、予算
よいパンフレットを制作するために非常に重要な工程です。
慣れている人でも1回のヒアリングですべてを聞きとれない場合がありますので、情報整理をしていく途中で、「この場合は?」「このときは?」と追加で疑問が生まれた場合は、改めてヒアリングの場を設けてもらいましょう。
クライアントの要望をしっかりヒアリングした後は、「課題の整理」に移ります。
課題の整理

ヒアリングで持ち帰った内容を整理するために、デザイナーやライターなど、本件に関わるプロジェクトメンバーとの打ち合わせ。
各担当に今回の与件をしっかりと共有します。
今回のパンフレットリニューアルの課題は、
- 各コースの内容をより分かりやすく表現したい。
- 資料請求時の配布だけでなく、無料カウンセリング・受講相談のときの説明資料としても使いやすく改良したい。
これらが主な課題でした。
現在のパンフレットからのリニューアルで、上記の2点を叶えるには、どのような方向性にするか、どういう変化を加えるか・・・アイデアを出し合い、情報の整理とともに企画の骨子を作っていきます。
課題の整理がきっちりできれば、制作のクオリティが上がる他にも制作時間の短縮にもつながり、よい物をはやくクライアントへ納品することが可能になります。
次回は、パンフレットの全体構成についてお話します。