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デザインの現場に密着!
Winスクールパンフレットが
できるまでを公開
~ Part5. 原稿制作編 ~

投稿日
2020.04.03
更新日
2023.05.23
デザインの現場に密着!Winスクールパンフレットができるまでを公開~ Part5. 原稿制作編 ~

原稿とはその名の通り、パンフレットに掲載する「情報」となります。
情報にはカリキュラムなど、あらかじめ掲載すべき情報が決まっているものと、サービスの特長など読み手に訴求すべき情報の2種があります。
ここでは後者のサービスの特長を効果的に伝えるための原稿作成についてお話します。

文章自体はライターが作成していきますが、どのように打ち出していくのか、どのぐらいの原稿量が必要か、といった企画はアートディレクターが担当します。

「良い原稿」とはどのような原稿でしょうか。
原稿を作成する上で重要なことは、「文章だけに頼らない原稿作り」です。
「読みたくなる」「無理なく自然に読める」「瞬時に理解できる」この3点を念頭におき、上手な原稿作成の仕方を解説していきます。

アートディレクター紹介

株式会社MARL アートディレクター澤田さん

株式会社MARL アートディレクターの澤田です。
第5回では、パンフレットに掲載する原稿の作成について解説します。

ターゲットが知りたい情報を掲載する

Winスクールには、入学を検討している方にぜひ知っていただきたい特長がさまざまにあります。
すべての特徴を掲載したいところですが、情報量が多すぎると文字がぎっしりと詰まったパンフレットになってしまいます。読んでいただくこと自体が難しくなり、結局は何も理解してもらえないという悪循環に陥ってしまいます。

誌面に掲載する情報にはプライオリティ(優先順位)が必要となり、何が大切かを知るところからスタートします。
では、もっとも重要な情報とは・・・それは「ターゲットが知りたい(と想定される)情報」を掲載することです。
これをきちんと把握し、情報の取捨選択を行い、優先順位の高い情報が何かを理解します。

読み手にとって一番知りたい情報とは?

Winスクールに通う生徒さんには社会人の方が多数おられます。
これから受講を希望される方は、働きながらも更なるスキルアップを目指している、とても向上心が高い方ではないでしょうか。

働きながら学ぶ=時間に限りがある」。
限られた時間でも無理なく、効果的に学んでいただけるよう、Winスクールでは各受講生で異なる状況に対応できる学びの場を用意しています。
全国展開のWinスクールだからこそ「平日は職場近くの教室、休日は自宅近くの教室」で学ぶことができたり、毎週決まった時間でなくても、自由に予約ができるなど、受講生の方にしっかりと寄り添う、自由度の高い学びを実践することができるスクールであることが最大の特徴です。

ただ、これらを文字のみで表現しても理解を促すことは難しいため、工夫が必要となります。

無理なく、自然と読める原稿とは?

無理なく、自然と読める原稿とは?

より理解を促すために誌面ではケーススタディとして、性別、年齢、現在の働き方など、想定される「受講生の人物像」を用意。どのようにWinスクールで学ぶのか、より読み手の理解が深くなるような、写真・イラストを用い、文字情報だけに頼らない工夫を行いました。

「自分が通う姿を想像させる」ためには、「伝える」のではなく、さらにもっと上の「理解してもらう」というところまで表現することが重要です。

インタビューについて

インタビューについて

「講師の声」といった内部からのメッセージだけではなく、受講生の実際の声も入学を検討される方にとって、非常に貴重となる情報源ではないでしょうか。

ただ、講師とは違い、受講生のメッセージを取得するには一工夫が必要となります。受講生の状況(転職希望なのか、スキルアップなのか、社会人なのか、就職希望の方なのか)により、スクールへの携わり方が様々なためです。より生徒さんの言葉が効果的に読み手に伝わるよう、事前にアンケートシートをお渡しして状況を確認するところからスタートします。Winスクールに通って良かった点は人によって様々ですが、経験者(=受講生)ならではの良かった点を引き出すよう工夫します。

イラストも合わせて考える

イラストも合わせて考える

文字原稿についてお話ししてきましたが、イラストは文字情報をより深い理解へとつなげてくれる効果的な情報要素となります。

今回のパンフレットでは、受講生のイメージを挿絵としていくつか作成しました。
大きなポーズや喜んでいるイメージなどは、写真ではコミカルになり過ぎることもあるため、その代わりにイラストで表現することは非常に有効な手段です。ただし、タッチを誤るとパンフレットの質を大きく下げる可能性があるだけに、その選定は慎重に行います。
様々なイラストを検討し、最終的にはシンプルな線画で、あまりイラストが立ちすぎないよう手書き風のナチュラルタッチに仕上げました。

前回から今回に渡り、写真撮影、原稿作成、イラスト制作といった誌面に掲載する「材料」の集め方、作り方をお話しました。

次回は誌面デザインについてお話しします。

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