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Excelあるあるエラー5選!対策とエラー防止術も紹介

投稿日
2023.02.12
更新日
2023.05.12
Excelあるあるエラー5選!対策とエラー防止術も紹介

Excelで作業していると、たびたび出てくるエラー……。

#N/A」だの「#VALUE!」だの、一体何をあらわしているのでしょうか?

Excelが何を伝えたいのか?あるあるエラーと対策をまとめました!

エラーの意味を知って、トラブルシューティングを爆速で終わらせちゃいましょう!

Excelのエラーの種類と意味がわかれば、適切な対応をとれるようになりますよ!

もはや事務職では日常業務の一風景になっている、Excelエラー。その意味を学んで、今日から仕事をもっと早く終わらせてみませんか?

あるあるExcelエラーを防ぐ4つの対策

Excelでエラーを防ぐ根本的な方法を、まず4種類ご紹介します。

Excelを動かしているプログラムExcel VBAはアメリカ生まれ。なので、半角英数字だけを読み取って処理します。関数や数式の入力を通して、私たちはExcelに指示を送っているのですね。

ただしこのExcel VBA、日本語入力特有の「全角」というものを認識できません!全角英数字や全角スペースで入力すると、エラーになってしまうのです。

Excelで数式や関数をいじる時には、必ず半角英数字入力に切り替える!を習慣にするだけで、エラー発生率を激減させることができます。見落としがちな4つの対処法がこちらになります!

1.数式の頭に半角の「=」を必ず入れるようにする

数式の頭には、必ず半角「=」(等号)を入れましょう。

Excelに「これは数式ですよ」と伝えるための合図として、数式の頭に「=」を入れるのが大切なルールなのです。

全角だとエラーになるので注意!

2.乗算は「*(半角アスタリスク)」で統一

乗算(掛け算)をExcelに指示するとき、かける記号には「*」を使いましょう。

9*9=81、3*7=21…といった具合に。

×(掛け算記号)でも機能しますが特殊な記号のため、ふとした時にエラーになりやすいのです。

Excelのプログラムが混乱しない、半角アスタリスク「*」で統一するとエラーを減らすことができますよ!

3.丸かっこ()は閉じ忘れを要チェック

丸かっこの閉じ忘れでエラーになることも多いので、注意しましょう!

最初に()と打ってしまってから、中に文字列を入力するようにすると閉じ忘れミスが減りますよ!

4.数式内の文字列は半角の引用符(””)で囲む

数式の中に文字列を記載する必要があるときには、半角のダブルクォーテーション(引用符)「””」できちんと前後を囲みましょう。

全角で打ちこんだり、シングルクォーテーション「’’」にしてしまうと、Excelがうまく認識できずエラー発生してしまいます。

POINT

Excelは正確に入力さえすれば、ちゃんとできるソフトです!「正しく入力する=Excelにとってわかりやすい」と覚えてくださいね

ここから先は、あるあるエラーを5種類解説していきます!

#N/A〜計算式のセルが空白

1つ目の「#N/A」は、参照するセルが空白の場合に起こるエラーです。

VLOOKUP(XLOOKUP)関数MATCH関数など、特定範囲を参照・引用・照会する関数を指示されたのに、肝心のセルは空白です。

「ここの数値を参照するように言われましたが、そのセル何も書いてないのですか?」と、Excelが困惑しているエラーになります。

Excelが数値を引用できるよう、セルに数値を入力するか、指定範囲を変えてあげましょう。

#VALUE!〜数値のみ入力OKのセル文字列やスペースが入ってる!

2つ目の「#VALUE!」は、数値のみ入力OKのセルに文字列やスペースが入っているため、計算ができない!というエラーです。

計算の関数や数式に使うセルは正確に指定し、数字だけを入力すれば解決しますよ!

#NAME?〜関数名が違うor 計算できない値

3つ目の「#NAME?」、このエラーが出たら、関数を組んだ人に相談しましょう。

関数の名前が違うか、計算できない値が入力されているというエラーです。関数を組む過程でなにか間違いが起きているので、関数がわかる人にバトンタッチしましょう。

もしあなたに関数の知識があるなら、関数名をチェックしてみてください。関数の名前をタイプミスして「#NAME?」エラーが起こることも、あるあるです。

#DIV/0!〜数値が0または空のセルで除算されている

4つ目の「#DIV/0」は、除算(割り算)で起こっているエラーです。

ある数値を特定の数値で割る除算なのに、対象のセルを参照すると0。もしくは空白。

「何もないのに何をどう割るのだ」とExcelがツッコミをしているエラーです。

統計の関数を組んだExcelだとどうしても発生してしまいますが、セルが間違っているなどの問題がなければ、放置しておいてOKですよ。

#REF!〜存在しないセルを参照する数式を実行した

5つ目の「#REF!」のエラーは、「存在するはずのないセルを参照している」という意味です。

  • 消去したシートのセルを指定している
  • 削除した列や行のセルを、数式や関数で指定したままになっている

場合となります。

#REF!が出たら、新しく引数やセルを設定し直しましょう。

その他のエラー

まだまだある!その他のExcelエラーもまとめてご紹介します。是非、エラー解決の参考にしてみてくださいね!

エラー意味・解決策
#####幅が足りなくて結果を記入できない、というエラー。
セル幅を広げてあげてください。
NUM!指定している数値が無効な数値です。関数とセルの数値を確認しましょう。
NULL!範囲演算子なのに、範囲が重なっていません。
選択範囲が重なるように調整してください。
GETTING_DATA!反映に時間がかかるという合図です。待ちましょう。
SPILL!スピル機能で入力された範囲にエラー源があります。
スピルの範囲を空白にするなど、計算できるようにしてください。
CALC!配列数式(複数の値を指定して一気に計算する式)で、
空の配列が返されたため計算できません。数式かセルをもう一度確認してください。

まとめ

Excelを使っているとよく遭遇するエラー、その種類と対処法についてまとめました。

入力する人間の指示が正確なら、手間のかかる計算などを秒速で完了してくれるExcel。「指示がなんかおかしいのですが?」というサインを、いろいろな形であらわしているのですね。

とはいえ、実はExcelも基礎からきちんと学ばないと、なかなか使いこなすのがむずかしいソフトなのです。事務作業を高速で終わらせられるようになるには、きちんと専門家に学んで、「なんとなくExcel」を卒業することをオススメします。

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