こんにちは! Shinobuです。
普段はグラフィックデザイナーや講師として、大阪を中心に活動をしています。
はじめに
みなさんはPhotoshopを勉強していて、「テキストと実際のPhotoshopの画面の見た目が違うやん!」と、困ったことはありませんか?
これは、ソフトのバージョンアップ時に、ソフトの画面、見た目が変わることがあるからです。
私は長年Adobe製品を使っていますが、ソフトのバージョンアップは、ほんまに突然にやってきます。
「あれ、いつも使ってるツールがないやん」とか「あれ、なんかアイコンが増えてる…?」とか、そういう場面に何度も何度も遭遇しました。
で、どうやって対応しているのかというと、やはりインターネットで調べる。が、王道です。
ソフトを使っているほとんどの人が、自分で調べて対応しています。
また、Adobe製品の場合はアップデート時にTipsが出ますので、「スキップ」ボタンを押さずに、読んでみましょう。もしくは、メニューバーの[ヘルプ]-[新機能]から「Photoshopの新機能」をチェックしていただくのも良いでしょう。
使い方や機能などを確認することができます。
そしてこの記事を読んでくださっているみなさん! 正解! バッチリです! この記事を読めば、Photoshopの新バージョンに対応することができますよ。 ぜひ最後までお付き合いください。
目次
コンテキストタスクバーって?
みなさん、ある日突然、Photoshopでこんなバーが出てきて「なんじゃこれ?」って思いませんでした?私は思いました。
「うわ、また新しいのん出てきたー!」
「いや、習ってないのん出てきたー!」と、思った方も多いはず。
でも新しい機能って、みんなが使いやすくするためにバージョンアップされているわけですから、「やった!また便利になった!」と、ここは喜んでみましょう。
さて、心構えの話はさておき、本題です。
このバーは「コンテキストタスクバー」と呼ばれるもので、Ver.24.5から搭載されました。
次の操作をPhotoshopが予測をして、表示されるボタンを都度変更してくれる。結果、操作のスピードアップを図れる。という便利な機能なのですね。
コンテキストタスクバーの表示/非表示
ここからは、コンテキストタスクバーの使い方について、一緒に見てみましょう。
「まだPhotoshopを使い始めたばっかりやし…」
「使い慣れたPhotoshopの画面で作業したいんやけど…」
という方のために、まずはコンテキストタスクバーの表示/非表示の切り替え方法からお伝えします。
まず、コンテキストタスクバーは、レイヤー選択時に表示されます。 バージョンが24.5以上なのにコンテキストタスクバーが表示されへん!という方は、まずはレイヤーを選択してみてください。
それでも表示されないという場合は、メニューバーの[ウィンドウ]-[コンテキストタスクバー]を選択してみてくださいね。
ここにチェックが入っていれば「表示状態」、チェックがなければ「非表示状態」ということになります。
コンテキストタスクバーから非表示にすることもできます。
コンテキストタスクバーの右側にある3点アイコンをクリック、「バーを非表示」を選択します。
これで、コンテキストタスクバーを非表示にすることができました。
コンテキストタスクバーの設定は今開いているファイルだけでなく、使用しているPhotoshopに適用されますので、非表示にしたい方は、ファイルを開くたびに非表示にする必要はありません。ラクやね!
コンテキストタスクバーの移動
コンテキストタスクバーの位置を、好きなように移動させることも可能です。
コンテキストタスクバーの左側の白いライン部分をドラッグすれば、好きな位置に移動させることができます。
元の位置に戻したい場合は、コンテキストタスクバーの右側にある3点アイコンをクリックし、
「バーの位置をリセット」を選択します。すると、元の位置に戻ってくれます。
自分の好みの場所にコンテキストタスクバーの位置をセットしたい場合は、以下のようにしましょう。
まず、コンテキストタスクバーを、お好きな位置に移動させます。
位置が決まったら、コンテキストタスクバーの右側にある3点アイコンをクリックし、
「バーの位置をピン留め」を選択します。
すると、別ファイルを開いたとしても、コンテキストタスクバーの位置は変わりません。
まずは選択してみよう
さて、それではコンテキストタスクバーを使ってみましょう。
上記のような位置のカスタマイズを行わない状態でファイルを開くと、カンバスの下部にコンテキストタスクバーが表示されているはずです。
コンテキストタスクバーには、「被写体を選択」や「背景を削除」などのボタンがありますね。
例えば「被写体を選択」をこれまで通り行う場合は、メニューバーの[選択範囲]-[被写体を選択]を選択したり、コントロールパネルの「被写体を選択」をクリックしたり、ツールパネルからツールを選択し、被写体を選択する、というような方法で行ってきました。
しかし、コンテキストタスクバーがカンバス付近にあるおかげで、すぐに「被写体を選択」にたどりつくことができます。作業がとっても早くなりましたね!
ここでは、「被写体を選択」をクリックしてみます。
選択したボタンの次に表示されるボタン
「被写体を選択」を選択すると、このように表示されました。
ボタンの種類が変わっていることがわかりますね。
スマホやPCで文字入力する際の予測変換のように、次によく操作されるボタンが自動で出現します。
ここでは、「選択範囲からマスクを作成」を選択してみましょう。
本来ならば、選択範囲を作り、レイヤーパネルを表示し、レイヤーマスクを選択する、という手順でレイヤーマスクを作りますが、ここでは手元で、しかも2ステップで切り抜きをすることができました!ありがたや、ありがたや!
と、ここで注目していただきたいことは、コンテキストタスクバーが非表示になっていることです。
コンテキストタスクバーは表示状態にしている場合でも、次の操作への提案がない場合は一時的に非表示になります。
マスクが作成された直後は、レイヤーマスクサムネールが選択されているため、一時的に非表示になっているのですね。この場合は左隣のレイヤーサムネールを選択すると、コンテキストタスクバーが表示されます。
特定のものを選択した際に、コンテキストタスクバーが非表示になるケースは、他にもいくつかあります。グループレイヤー、べた塗りレイヤー、調整レイヤー、シェイプレイヤー、そしてレイヤーサムネールです。
コンテキストタスクバーの七変化
それでは、ここからはコンテキストタスクバーのバリエーションについてご紹介します。
Photoshopを使い慣れている方でも、見たことがないアイコンが並んでいるのではないでしょうか。
ぜひ参考になさってくださいね。
ファイルを開いたとき・テキストレイヤーのとき・バウンディングボックスのとき
選択範囲のとき
最後に…
今回は、コンテキストタスクバーの使い方を中心に解説しました。
ソフトを使っていて、困ったらまずはインターネットで検索し、このような記事を参考にしてください。それでも、あかん!わからん!という場合は、Winスクールの講師に質問しましょう! 慣れるまではどんどん質問をして、徐々に自力で問題解決できるようにしていきましょうね。
WinスクールではPhotoshopの基本操作から学べる講座をご用意しています。気になる方は「無料カウンセリング・受講相談」でお気軽にご相談ください。