こんにちは。Winスクール講師のMitoです。
普段はAWSをはじめ、IT全般等の授業を対応しています。
目次
AWSソリューションアーキテクト・アソシエイトとは
さまざまなWebサービスや社内のシステムで、クラウドサービスは今や当たり前のように利用されています。中でもAmazonが提供するAWSは、世界シェアNo.1と注目度も高く、日本国内でもAWSの知識を有するエンジニアの需要は年々高まっています。今回はAWS認定資格の1つである「AWS ソリューションアーキテクト・アソシエイト(通称:SAA)」について、どんな試験なのか?また、実際に受験し合格した私自身の受験レポートと学習方法を紹介します。
AWSソリューションアーキテクト・アソシエイトは、AWS認定資格の中でも代表的な資格であり、11あるAWS認定資格のうち、アソシエイト(標準レベル)に位置する、「設計者」向けの認定資格です。
(参照元:https://aws.amazon.com/jp/certification/ ※2021年8月現在)
公式サイトにはこのような記載があります。
AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験は、AWSにおける分散システムの可用性、コスト効率、高耐障害性およびスケーラビリティの設計に関する 1 年以上の実務経験を持つソリューションアーキテクト担当者を対象としています 。
(参照元:https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/?ch=sec&sec=rmg&d=3 ※2021年8月現在)
合わせてお読みください
より詳しい試験内容については、以下の記事で紹介しています。
世界シェアNo.1クラウドサービスのAWS認定資格「AWSソリューションアーキテクト・アソシエイト」
ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験は、AWS認定資格の中でも代表的な資格であり、11あるAWS認定資格のうち、アソシエイト(標準レベル)に位置する、「設計者」向けの認定資格です…
ソリューションアーキテクト・アソシエイト 合格体験レポート
私は、2021年7月にソリューションアーキテクト・アソシエイト試験を受験し、合格しました。
学習期間
2021年6月1日~7月5日の約1か月
受験対策開始前の知識・技術の状況
Winスクール教材
上記をそれぞれ学習しながら一通り構築を行いました。
Udemyの模擬試験を活用し、クラウドプラクティショナー試験は合格済でした。
アソシエイトの1つ前の「ベーシック試験」である「AWSクラウドプラクティショナー」については以下の記事で紹介しています。
世界シェアNo.1クラウドサービスのAWS認定資格「AWSクラウドプラクティショナー」
「クラウドプラクティショナー」は、AWS認定の中では基礎・入門レベルの資格です。この資格を取得するとクラウドの概念を含んだ、AWSの主要サービスに関するテクノロジーやセキュリティなど、AWSに関する基礎的知識のスキルを証明することができます。…
総学習時間
概算ですが、上の状況からさらに40時間程度学習しました。
- 内訳
- Udemy模擬試験…35時間 (通勤・帰宅の時間(往復1時間15分、勤務場所によっては3時間)を利用して スマホのUdemyアプリでひたすらやっていました)
- 「一夜漬け AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト直前対策テキスト」…5時間
ソリューションアーキテクト・アソシエイト 学習方法
※あくまでも私の学習のやり方としての紹介です。
まずはひたすらUdemyの模擬問題に取り組みました。各問題、「回答→解説の確認」の流れで行い、1セット3~4時間はかかりました
(もともと130分の問題で、解くのに1時間程度、解説の確認に2~3時間)。
クラウドプラクティショナー受験時の経験から、基本問題である模擬試験①は繰り返し学習を行いました。
受験直前の正答率は、
- 模擬試験①:58%→81%→90%→93%
- 模擬試験②:52%
- 模擬試験③:46%
- 模擬試験④:49%
- 模擬試験⑤:56%
- 模擬試験⑥:49%
②~⑥に関しては正答率が低いですが、前述のとおり、解説はしっかりと読み込みました。
AWSのサービスも略語だらけですし、問題文でAWS以外の略語(BI、BCP、SFA、CI/CDなど)も頻出なので、都度何の略かは調べながら進めました。試験前日には「一夜漬け直前対策テキスト」を通読。
試験本番~試験後の感想
100分程度で回答を終え、15分程度見直しをして終了。
正直解き終わった後は落ちたと思いましたし、これに学習のコツなんてあるのだろうか…というのが率直な感想です。
まずは大前提として、Winスクールの2講座を学習してから、模擬試験に取り組む方が良いでしょう。
(個人的にはクラウドプラクティショナーを受験する前の段階でやっておくべきだと思います)
実際に自分で手を動かして学習したものはまだすんなりと頭に入るのですが、 逆に自分の手を動かしていないようなサービスに関してはなかなか頭に入りません (Kinesis、Snowシリーズ、Config、EMR…挙げればキリがないですが)。 また、Udemyの模擬については、「回答→解説の確認」までしっかりやる必要がありますが、分野ごとに分かれているわけではないので頭の中がグチャグチャになるような感じがします。 そこで、試験前日に読んだ「一夜漬け対策テキスト」は模擬試験でグチャグチャになった頭を整理するのに役立ったと思います。模擬問題では身についておらず、「一夜漬け対策テキスト」を読んでおいて助かった、という問題も何問かありました(プレイスメントグループ、Kinesisの概要、各種サービスやストレージタイプの比較の表など)。
問題は、「こういう状況で一番ふさわしいのは?」という形式が多いので、似たサービスの比較ができるようになっておく必要があります。
データベース関連なら、
RDSとAuroraとDynamoDBとElastiCacheとRedshiftは何が違ってどう使い分ける?
データ移行関連なら、
SnowballとSnowball edgeとSnowmobileとDirect ConnectとVPNは?
といった感じで。
そういうのをきちんと表にまとめておくべきだったかなと、後になって思いました。
受験のアドバイス
学習にかなりの時間がかかりますが、何か月もダラダラやると効率が悪いので、取得するなら1,2か月くらいでやり切ってしまうのがいいかと思います。
また、今回もクラウドプラクティショナーの時同様、自宅での受験にしたのですが、6月、7月は土日の受験ができませんでした(そういうものなのか、枠が埋まっていたからなのかは不明です)。クラウドプラクティショナーの受験申込み時は、希望日前日の申込みで、時間帯も選び放題でしたが、ソリューションアーキテクトアソシエイトの受験申込み時は、直近は選べず、1週間以上先の日でも選べない時間帯もありました。 希望した日に受けられないとなると意欲が削がれてしまうので、受験する日は早めに決めて申込み、それに照準を合わせて学習しましょう。
おわりに
DX時代・ウィズコロナの中、今まで使用していなかった企業もクラウドサービスを取り入れるなど、クラウド使用状況は大きく進んでいます。AWS関連資格は、就職・転職を目指す方はもちろん現在の会社でキャリアアップを目指す方にも有益な資格であることは間違いありません。
WinスクールではAWS認定ソリューションアーキテクト・アソシエイト試験に対応した講座や、AWSを初めて使用する方に向けての基礎講座など、たくさんの講座を全スクールで開講しております。
もしこの記事を読んで少しでも興味を持ってくださった方、詳しく説明をお聞きになりたい方はぜひWinスクールへお問い合わせください。専門のカウンセラーより丁寧に説明をさせていただきます。 まずはお近くの教室で「無料カウンセリング・受講相談」にご参加いただくか、「電話・オンライン説明会」で、お話を聞かせてください。Winスクールの経験豊富なスタッフが、最適な講座やコースをご提案します。当日予約も可能です。